GV-E400系
  
 
      基本情報
| 形式 | GV-E400系 | 
|---|---|
| デビュー | 2019年8月 | 
| 最高速度 | 100km/h | 
| 運行区間 | 羽越本線、信越本線、磐越西線、米坂線、奥羽本線、五能線など | 
GV-E400系は、国鉄時代に製造された気動車の置換えとして新造した当社初の電気式気動車です。ディーゼルエンジンと発電機による電力により、モータを駆動させて走行する新方式を採用しています。当社で数多く所有する電車で培ってきた技術をフィードバックし、推進軸等の機械的駆動部分を減少させ、安全安定輸送と質の高いサービスの提供を実現しました。
エンジンで発電しモーターを回す次世代車両
GV-E400系最大の特徴、それは、ディーゼル機関(エンジン)と発電機による電気で、電車と同じ主電動機(モーター)を動かして走る「電気式気動車」であるということです。これは、通常の電車が架線などから取り入れる電気を、ディーゼル機関と発電機によって自ら作り出すというもの。
これによりJR東日本が数多く保有する最新の電車と同じシステムを使用でき、加減速性能と高速走行性能に優れた車両を、地方の非電化区間でも低コストで導入・メンテナンスできるようになったのです。
電気式気動車の技術自体は国鉄時代からありましたが、技術革新によってディーゼル機関の出力向上や電気機器の小型軽量化が進み、一般的な車両にも組み込めるようになりました。
GV-E400系 運用
羽越本線
信越本線
磐越西線
米坂線
奥羽本線
五能線
JR東日本GV-E400系電車基本情報
| GV-E400 | |
|---|---|
| JR東日本GV-E400系電車基本編成 | |
| 基本情報 | |
| 走行区間 | |
| 製造所 | 川崎重工業 | 
| 運用者 | 東日本旅客鉄道 | 
| 製造年 | 2018年 – 2021年 | 
| 運用開始 | 2019年8月19日 | 
| 製造数 | GV-E400形 19両 GV-E401形 22両 GV-E402形 22両 | 
| 投入先 | 羽越本線、信越本線、磐越西線、米坂線、奥羽本線、五能線 | 
| 主要諸元 | |
| 編成 | 2両編成 | 
| 軌間 | 1,067mm(狭軌) | 
| 最高運転速度 | 100 km/h | 
| 設計最高速度 | |
| 起動加速度 | 2.3 km/h/s | 
| 減速度(常用) | 3.5 km/h/s | 
| 全長(最大寸法) (長・幅・高) | 全長 20,000 mm 全幅 2,800 mm 車体高 3,640 mm | 
| 車体 | 軽量ステンレス(efACE) | 
| 台車 | 軸梁式ボルスタレス台車 DT87(動台車) TR270(従台車) | 
| 機関 | DMF15HZD-G形直噴式直列6気筒ディーゼルエンジン(小松製作所製) | 
| 機関出力 | 450PS/2000rpm | 
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 MT81 | 
| 主電動機出力 | 105kw | 
| 駆動方式 | TD継手式中実軸平行カルダン駆動方式 | 
| 歯車比 | 7.07 | 
| 制御方式 | コンバータ+VVVFインバータ制御(三菱電機製) | 
| 制御装置 | CI 27形主変換装置 | 
| 制動装置 | 電気指令空気ブレーキ 抑速ブレーキ 機関・排気ブレーキ 直通予備ブレーキ 耐雪ブレーキ 回生ブレーキ | 
| 保安装置 | ATS-Ps ATS-P ATS-P・ATS-Ps EB装置 列車防護無線装置 |