日本の鉄道技術を後世に

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東北新幹線 なすの

東北新幹線 なすの

区間:東京⇔郡山

E5系は、最先端の技術を集結し、走行性能と信頼性、環境性能、快適性のすべてを高いレベルで融合させた新世代の新幹線車両です。2011年3月5日より、「はやぶさ」として当時の国内営業最高速度300km/hで運転を開始し、2013年3月16日からは、320km/hで運転しています。

E5系では、高速運転に伴う騒音を防止するために、トンネル微気圧波を低減するロングノーズの先頭形状や低騒音型パンタグラフ・パンタグラフ遮音板、台車フルカバー、吸音材パネル、全周ホロを採用しています。また、高速運転時にも快適な乗り心地を提供するため、左右の振動を低減するフルアクティブサスペンションやカーブでの乗り心地を改善する車体傾斜装置を設けています。

エクステリアデザインは、ボディ上部をコーポレートカラーを意識した「ときわグリーン」、ボディ下部を「飛雲ホワイト」とし、その間に「つつじピンク」の帯を配して先進性とスピード感を表現したものとなっています。また、個性的なロングノーズは、環境性能を考慮した形状となっています。

インテリアデザインは、「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」の3つのキーワードをもとに「Exclusive Dream-特別な旅のひとときをあなたに」をデザインコンセプトとして、上質な空間を演出しています。大きな特徴として、E5系では、特別なゆとりとおもてなしを提供するグレード「グランクラス」を10号車に設けています。木質とメタリックな色合いを組み合わせた室内に、※本革シートやウールの絨毯などの上質な素材を採用した居心地のよい空間となっており、リクライニング角度45度のオール電動式シートにより最適なポジションでゆったり過ごすことができます。

車内設備としては、女性のお客さまの声を反映したトイレ・洗面所などの女性専用スペースを設置しているほか、大型フルカラーLEDを採用した情報案内装置、改良型ハンドル形電動車いすに対応した大型トイレや多目的室、客室とデッキ内の防犯カメラ設置など、セキュリティやユニバーサルデザインの視点からも車内設備を進化させています。

東京−宇都宮間の所要時間は約1時間
東京−郡山間は約1時間53分

なすの号主要区間料金表(東京発着)

「なすの」主要区間の運賃・料金(東京発着・大人・片道・通常期)

区間 普通車自由席 普通車指定席 グリーン車 グランクラス
東京⇔小山 3,600円 4,130円 4,900円 8,050円
東京⇔宇都宮 4,490円 5,020円 7,290円 10,440円
東京⇔那須塩原 5,490円 6,020円 8,290円 11,440円
東京⇔新白河 6,260円 6,790円 9,060円 12,210円
東京⇔郡山 7,810円 8,340円 12,000円 15,150円

なすの号主要区間料金表(大宮発着)

「なすの」主要区間の運賃・料金(大宮発着・大人・片道・通常期)

区間 普通車自由席 普通車指定席 グリーン車 グランクラス
大宮⇔小山 1,990円 3,390円 4,160円 7,310円
大宮⇔宇都宮 3,210円 3,740円 4,510円 7,660円
大宮⇔那須塩原 4,950円 5,480円 7,750円 10,900円
大宮⇔新白河 5,280円 5,810円 8,080円 11,230円
大宮⇔郡山 10,680円 11,210円 14,870円 18,020円

●「なすの」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。
●下表は、運賃と特急料金の総額で表示しています。
●指定席特急料金は通常期の価格です。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。
●自由席特急料金は通年同額です。
●新幹線eチケットをご利用になると、指定席が一律200円引きになります。

新幹線 なすの号の割引きっぷ

・えきねっとトクだ値
・JR東日本の株主優待割引券
・学生割引

えきねっとトクだ値

えきねっとトクだ値は、JR東日本・北海道のインターネット予約サイト「えきねっと」(会員登録無料)の会員向けに設定されている新幹線の割引きっぷです。新幹線eチケットで利用できます。

乗車券・特急券がセットになっていて、東北・北海道新幹線の特定の区間・種別の列車のチケットを安く購入できます。

13日前までに購入する「お先にトクだ値」、20日前までに購入する期間限定の「お先にトクだ値スペシャル」の設定もあります。

設定区間と列車、席数は限定です。いずれの商品も、片道ずつ、双方向で使えます。
「えきねっとトクだ値」(なすの号・普通車指定席)の価格

区間 お先にトクだ値10 お先にトクだ値30
東京⇔宇都宮 4,330円 3,360円
東京⇔那須塩原 5,230円 4,060円
東京⇔新白河 5,920円 4,600円
東京⇔郡山 7,320円 5,680円
大宮⇔宇都宮 3,180円 2,470円
大宮⇔那須塩原 4,740円 3,680円
大宮⇔新白河 5,040円 3,910円
大宮⇔郡山 5,730円 4,450円

※上記以外にも設定区間があります。

JR東日本株主優待割引券

JR東日本の株主優待割引券(株主優待券)は、JR東日本が株主向けに発行している割引券です。駅の窓口または券売機できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提示すると、運賃・料金がそれぞれ4割引になります。東京~新青森間の各駅相互間で使用できます。北海道新幹線内では利用できません。

学生割引(学割)

学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。

学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。
「やまびこ」の場合、東京駅起点で宇都宮駅以遠、仙台駅起点なら郡山駅または水沢江刺駅以遠なら学割が適用されます。

なすの号のデータファイル

【登場時】1985年3月14日
 ●運転区間:上野~宇都宮・黒磯  運転本数:9往復  使用車両:185系
【1988年3月13日改正】4往復を快速「ラビット」に格下げ。5往復体制になる。
【1990年3月10日改正】新特急なすの号は毎日1往復となる。この時点でL特急指定解除。
【1992年3月14日改正】宇都宮駅始発の「新特急なすの」1本増発、毎日下り1本、上り2本になる。
【1995年12月1日改正】東北新幹線あおば号のうち、那須塩原以南で運転されていた列車を「なすの」に改称。
         ⇒新幹線なすの号のスタート。 やまびこ、あおばと共存したが1997年にあおば号廃止。
         「新特急なすの」を「新特急おはようとちぎ」・「新特急ホームタウンとちぎ」に改称。
●運転区間:東京~那須塩原  運転本数:15往復  使用車両:200系・E1系
【1998年  改正】運転区間を郡山駅まで延長する列車が登場。
【2012年9月29日改正】E4系の東北新幹線撤退に伴ってMaxなすのを廃止し、「なすの」に統一。
【2016年3月26日改正】
●運転区間:上野~那須塩原・郡山  運転本数:14往復  使用車両:E2系・E3系・E5系・E6系