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特急宗谷
キハ261系0代

特急宗谷
基本情報
愛称 特急宗谷
形式 キハ261系0代
区間 札幌⇔稚内
デビュー 2000年3月11日
最高速度 120km/h
運行区間

稚内方面

特急宗谷ってどんな特急?どこからどこまで走っているの?

特急宗谷を簡単に紹介します。

区間:札幌⇔稚内

特急宗谷は、札幌と日本の最北・稚内を結んでいます。

キハ261系気動車を使用して運転されている。振り子式車両ではないものの、車体傾斜装置を装備した車両として高速化のために投入された。

インテリアは落ち着いた雰囲気を演出。グリーン車の座席は北海道で初めて革張りシートを採用しました。

基本の車両編成はグリーン車を先頭に、指定席車両2つと自由席車両1つの4両編成。

【グリーン車】
革張りシート、窓側にはパソコン用コンセントを完備。グリーン席は9席をご用意。上質なくつろぎをお届けします。

【普通車(赤)】
明るく鮮やかな色調で統一。シートは車両ごとに、赤・緑・青と異なる配色をし、アクセントを持たせました。

【普通車(青)】

【普通車(緑)】

特急宗谷の平均所要時間は5時間

特急宗谷号の主要区間料金表(札幌駅発着)

「宗谷」主要区間の運賃・料金(札幌駅発着・大人・片道・通常期)

区間 普通車自由席料金 普通車指定席料金 グリーン車席料金
札幌⇔士別駅 6,600円 7,130円 9,400円
札幌⇔名寄駅 7,590円 8,120円 11,780円
札幌⇔音威子府駅 8,360円 8,890円 12,550円
札幌⇔稚内駅 10,890円 11,420円 15,080円
旭川⇔士別駅 2,530円 3,060円 3,830円
旭川⇔名寄駅 3,170円 3,700円 4,470円
旭川⇔稚内駅 8,690円 9,220円 12,880円

●特急「宗谷」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。

●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。

●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。

●指定席特急料金、自由席特急料金とも、通年同額です。

特急宗谷号停車駅(札幌駅発着)

特急宗谷
※下りのみ美唄・砂川にも停車します。
特急「宗谷」特急「サロベツ」の停車駅は、札幌、岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、旭川、和寒、士別、名寄、美深、音威子府、天塩中川、幌延、豊富、南稚内、稚内、札幌駅です。

駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅
札幌駅 さっぽろ
A13 岩見沢駅 いわみざわ
A16 美唄駅 おいわけ
A20 砂川駅 すながわ
A21 滝川駅 たきかわ
A24 深川駅 ふかがわ
旭川駅 あさひかわ
和寒駅 わっさむ
士別駅 しべつ
名寄駅 なよろ
美深駅 びふか
音威子府駅 おといねっぷ
天塩中川駅 てしおなかがわ
幌延駅 ほろのべ
豊富駅 とよとみ
南稚内駅 みなみわっかない
稚内駅 わっかない

●全列車停車、▲一部の列車が停車

特急宗谷号を割引きっぷで安く乗る方法

・特急トクだ値

・指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)

・学生割引

特急宗谷号 特急トクだ値

「特急トクだ値」は、JR北海道のインターネット予約サイト「えきねっと」(会員登録無料)の会員向けに設定されている特急列車の割引きっぷです。

乗車券と特急券がセットになっていて、「宗谷」「サロベツ」の場合、札幌・旭川~士別・名寄・稚内間などに設定されてます。割引率は約35~50%です。「特急トクだ値1」は前日まで購入できます。

「特急トクだ値」は、列車・席数限定です。そのため、一般発売の指定席に空席があっても、「特急トクだ値」で予約できないこともあります。特に年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、座席数が限られますので、お早めにお申し込みください。

「特急トクだ値」の価格(宗谷)(チケットレス)の価格

区間 トクだ値1
札幌⇔名寄駅 5,270円
札幌⇔南稚内駅 7,270円
札幌⇔稚内駅 7,420円円

※他にも設定区間があります。

指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)

区間 4-11月 12-3月
札幌⇔音威子府駅 13,410円 13,870円
札幌⇔稚内駅 13,700円 14,830円

宗谷号 学生割引(学割)

学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。

学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。

特急「宗谷」の場合、札幌駅起点で深川以遠、旭川駅起点で美深以遠なら学割が適用されます。

特急宗谷号のデータファイル

【登場前:準急として】1960年7月1日から札幌~稚内に設定。

【登場時:1961年10月1日】

  運転区間:函館~稚内  運転本数:1往復  使用車両: 2等車のみ

  急行摩周と函館~滝川間併結、急行オホーツクと函館~旭川間併結

【1964年10月1日改正】単独運転となる。1等車を連結開始。函館本線経由に変更。

【1981年10月1日改正】札幌~稚内に短縮。短縮区間は特急北海号として系統分離。

【1985年3月14日改正】14系客車に置き換え。

【1986年8月】コンパートメントグリーン席扱い廃止。

【1988年11月3日】キハ400形・キハ480形気動車に置き換え。

  ⇒寝台車両の座席扱い終了。

【1989年5月1日改正(天北線廃止)】急行天北号を統合。

【1992年7月1日改正】1往復を急行サロベツ号として分離。

【登場時:2000年3月11日】 登場時はスーパー宗谷で急行宗谷号からの格上げ。

  

運転区間:札幌~稚内  運転本数:2往復  使用車両:キハ261系

【2011年7月5日故障】

  4号車エンジン下部より潤滑油漏れ、および補機駆動軸脱落。

【2013年2月12日故障】函館本線の伊納~納内間で、走行中に先頭車両付近で発煙。

【2015年4月1日】特急オホーツク・特急スーパー宗谷揃って車内販売営業を終了。

【2017年3月4日】道北の特急再編。「スーパー」の呼称を廃止し、札幌~稚内に特急宗谷 1往復、旭川~稚内に特急サロベツ2往復となる。