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223系5000番台
「マリンライナー」仕様車両

223系5000番台
基本情報
形式 223系5000番台
デビュー 2008年 – 2022年
最高速度 130km/h
運行区間
使用路線 瀬戸大橋線
関連サイト

223系電車(223けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の直流近郊形電車である。
瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」の輸送改善と在来車の213系を置き換えるために投入されたグループで、2003年(平成15年)7月に2両編成×7本が川崎重工業で製造され、岡山電車区(現:下関総合車両所岡山電車支所)に配属された。

車両使用料および線路使用料の相殺のため、JR四国が「マリンライナー」用に投入した5000系と連結して運用することから、本番台と5000系の岡山側2両を構成する普通車(自由席)車両とは共同開発・共通設計で、外見的な違いは車体に貼付されたJRマークの色と、排障器の形状の違い程度である。

2000番台2次車をベースに様々な設計変更がなされ、先頭部は連結運転時に編成間を通り抜けできるよう貫通幌が設置されたことに伴い、前面ガラスが直立した形態となった。側窓は瀬戸大橋からの眺望に配慮して1000番台とほぼ同一の下降窓構造となった。
また、ATS-Pが整備されていない路線で運用されるため、本番台は唯一準備工事のみの施工となっている。

車内は、ドア上の広告スペースが従来より拡大され、乗務員室付近の意匠が125系に準じたものになった。助士側は開放スペースになっているが、いたずら防止のためにドアスイッチ類にカバーが設けられている。

JR西日本223系5000番台電車基本情報

223系5000番台
JR西日本223系電車基本編成
基本情報
走行区間
製造所 川崎重工業車両カンパニー
運用者 西日本旅客鉄道
製造年 2008年 – 2022年
運用開始
投入先 瀬戸大橋線
主要諸元
編成 2両(1M1T)
軌間 1,067mm(狭軌)
電気方式 直流 1,500 V(架空電車線方式)
最高運転速度 130 km/h
起動加速度 2.5km/h/s
減速度(常用) 4.3 km/h/s
編成定員
全長(最大寸法)
(長・幅・高)
全長 20,100 mm
全幅 2,950 mm
全高 3,640 mm
車体
台車 短腕軸梁式(ヨーダンパ・アンチローリング装置付)
WDT59(電動車)
WTR243(付随車)
主電動機 かご形三相誘導電動機 WMT102B
主電動機出力 220 kW
駆動方式
歯車比
制御方式 PWMIGBT-VVVFインバータ
(静止形インバータ一体型)
制御装置 WPC13(三菱電機製)
制動装置 電気指令式(直通予備・回生・抑速)
純電気ブレーキ(三菱・東芝インバータ車)
保安装置 ATS-SW,ATS-P