日本の鉄道技術を後世に最新の車両まで

language

赤穂線

JR赤穂線115形
115系
JR赤穂線213形
JR赤穂線225形
赤穂線基本情報
所在地 兵庫県、岡山県
種類 普通鉄道(在来線・地方交通線)
起点 相生駅
終点 東岡山駅
駅数 20駅
経由路線
電報略号 アコセ
路線記号
開業 1951年12月12日
全通 1962年9月1日
運営者 JR西日本旅客鉄道(第一種)
JR日本貨物鉄道(第二種)
車両基地
使用車両 115系213系、223系、225系、227系
路線距離 57.4 km
最高速度 95 km/h
軌間 1067mm
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
関連路線  

赤穂線(あこうせん)は、兵庫県相生市の相生駅と岡山県岡山市中区の東岡山駅の間を瀬戸内海に沿って結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である

起点の相生駅、終点の東岡山駅の両端で山陽本線に接続している。山側を走る山陽本線に対して当路線は海岸近くを走るが、実際に車窓から海が見える箇所は非常に少なく、日生駅付近で最も海が近くに見える。山陽本線が複線で特急列車や貨物列車が走行するのに対し、当路線は全線単線のローカル線となっている。このうち相生駅 – 播州赤穂駅間が旅客営業規則の定める「大阪近郊区間」およびJR西日本のアーバンネットワークに含まれ、朝夕には京都・大阪・神戸方面から新快速などが播州赤穂駅まで乗り入れる。

【使用車両】
115系(播州赤穂駅 – 東岡山駅間。相生駅 – 播州赤穂駅間は2026年1月頃に227系に置き換えられる直前は朝の1往復のみで運行されていた)
213系(播州赤穂駅 – 東岡山駅間)
223系1000・2000番台(相生駅 – 播州赤穂駅間)
225系0・100番台(相生駅 – 播州赤穂駅間)
227系500番台(全線。相生駅 – 播州赤穂駅間は2026年1月頃より朝の1往復のみに使用)

【過去の使用車両 電車】
32系 – 元貴賓車クロ49を一般用に格下げ、後年中間車化改造したサロハ49を再改造したサハ48040をはじめとしたサハ48形を、51系の中間車として運用。
40系
42系 – クモハ42形を4扉化改造したクモハ32形を51系他の戦前形と併結で運用。
51系 – 52系の中間車を3扉改造したサハ58や、42系のクモハ43形を3扉改造したクモハ51形200番台を含む。
80系
103系
105系 – 2001年(平成13年)10月1日から2004年(平成17年)10月16日まで運用。
クモハ123 5-6 – 105系と混用。
153系 – 急行「鷲羽」・「とも」・「安芸」の一部列車で入線(グリーン車と制御車の一部に165系を含む)。
475・457系 – 急行「つくし」の一部列車で入線。
113系 – 播州赤穂駅 – 東岡山駅間で運転されていた。2025年(令和7年)10月14日のダイヤ修正で227系に置き換えられて運用を終了した。
117系 – 近畿統括本部所属車は相生から備前片上まで、中国統括本部所属車は播州赤穂から東岡山まで運用された。2023年(令和5年)7月21日に運用を終了した。
221系 – 定期列車で相生から備前片上まで、「赤穂備前ホリデー号」「赤穂レジャー号」などの臨時列車や普通列車の代走で岡山まで乗り入れていた。2021年(令和3年)10月2日ダイヤ改正で定期運用は無くなった。それ以降も代走として不定期で入線している。
223系6000番台 – 2021年(令和3年)10月1日まで運用。

【過去の使用車両 気動車】
キハ10系 – 1954年5月15日から運行開始
キハ20系
キハ55系
キハ58系

【過去の使用車両 蒸気機関車】
C11形
C58形

【過去の使用車両 電気機関車】
EF15形
EF60形
EF65形



JR赤穂線路線歴史

改正鉄道敷設法86号「兵庫縣有年ヨリ岡山縣伊部ヲ經テ西大寺附近ニ至ル鐡道及赤穂附近ヨリ分岐シテ那波附近ニ至ル鐡道」に該当する。山陽本線は旧山陽道に沿って建設されたことから、船坂峠(上郡駅 – 三石駅間)という難所を抱えることとなった。赤穂線は、山陽本線の輸送力を補う代替・バイパス線として計画・建設された路線であり、戦前の新幹線計画である弾丸列車計画では、赤穂線に並行して同幹線を建設する予定であったといわれる。

赤穂線が開通する以前には、これらの町と山陽本線を結びつけるために、有年駅 – 播州赤穂駅間の赤穂鉄道と、西大寺駅 – 後楽園駅間の西大寺軌道(後の西大寺鉄道、両備バス西大寺鉄道線)という二つの軽便鉄道が計画され、大正時代までに開業した。これらの鉄道の存在は、上記の改正鉄道敷設法にも影響を与えている。

昭和初期には、山陽電気鉄道の前身である宇治川電気電鉄部も赤穂・片上・西大寺を経由して岡山に伸ばす構想を持っていたが、当時の鉄道省により「省線予定線との並行路線」という理由で延伸自体が却下され実現しなかった。その後、宇治川電気から独立した山陽電気鉄道は、1937年(昭和12年)に建設が開始された日本製鐵広畑製鐵所への通勤客の輸送手段として、網干線を1941年(昭和16年)7月に開業させた。戦後は、網干線を延長する形で、1952年(昭和27年)に電鉄網干駅(現:山陽網干駅)から赤穂市上仮屋までの鉄道敷設免許を取得したが、社会情勢の変化に伴い、1971年(昭和46年)までに免許を返上した。

他にも、赤穂線の並行路線としては、岡山県においては、太平洋戦争の激化に伴って中止となった弾丸列車の計画ルートを生かす形で、笠岡市から岡山市を通って兵庫県赤穂市までを結ぶ「岡山急行電気鉄道」の計画が戦後に立案されたこともあったが、実現には至らなかった。

赤穂線の建設予算は、1936年(昭和11年)の帝国議会で承認され、1938年(昭和13年)には那波駅(現・相生駅)から赤穂方面に向かって建設が開始された。その後、太平洋戦争の激化に伴い、工事は中断された。戦後、再着工され、1951年(昭和26年)12月12日に相生駅 – 播州赤穂駅間が開業した[27]。赤穂線と赤穂鉄道の並走区間は坂越駅 – 播州赤穂駅間だけであったが、千種川に沿って有年駅に出る赤穂鉄道では姫路・神戸・大阪方面へは遠回りとなることから、前日の12月11日で全線を廃止した。その後も工事は西に向かって続けられ、1956年(昭和31年)には日生駅へ、1958年(昭和33年)には伊部駅へと延伸、1962年(昭和37年)には東岡山駅までの全線が開業した。両備バス西大寺鉄道線は、岡山市の近郊路線として利用客も比較的多く経営状態は良好であったが、自社路線に並行して赤穂線が開業したことにより、全線開通直後の9月7日に廃止された。この間、1961年(昭和36年)には相生駅 – 播州赤穂駅間が電化されている。

1943年(昭和18年)5月1日:大東亜戦争(太平洋戦争)改正陸運統制令に基づく戦時買収
1951年(昭和26年)12月12日:国鉄赤穂線 相生駅 – 播州赤穂駅間 (10.5 km) が開業[27]。西相生駅・坂越駅・播州赤穂駅が開業
1951年(昭和26年)12月26日:姫路駅 – 播州赤穂駅間で直通運転開始
1955年(昭和30年)3月1日:播州赤穂駅 – 日生駅間 (11.6 km) が延伸開業。備前福河駅・日生駅が開業
1958年(昭和33年)3月25日:日生駅 – 伊部駅間 (12.4 km) が延伸開業。伊里駅・備前片上駅・伊部駅が開業
1961年(昭和36年)3月30日:相生駅 – 播州赤穂駅間が電化
1962年(昭和37年)4月1日:寒河駅が開業
1962年(昭和37年)9月1日:伊部駅 – 東岡山駅間 (22.9 km) が延伸開業し全通。香登駅・長船駅・邑久駅・大富駅・西大寺駅・大多羅駅が開業
1963年(昭和38年)5月1日:天和駅・西片上駅が開業
1966年(昭和41年)10月1日:西浜信号場が開設。西浜信号場周辺の約1.5 kmが、北側の現ルートに変更される(営業キロの変更なし)
1969年(昭和44年)8月24日:播州赤穂駅 – 東岡山駅間が電化され全線電化
1983年(昭和58年)7月29日:備前福河駅 – 東岡山駅間で列車集中制御装置 (CTC) が導入
1987年(昭和62年)3月31日:西浜信号場が駅に変更され、貨物駅として西浜駅が開業
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となる
1996年(平成8年)3月16日:夕方ラッシュ時に新快速が設定
2002年(平成14年)9月1日:赤穂線全線開業40周年を記念して、キハ20形が運転される
2003年(平成15年)11月1日:相生駅 – 播州赤穂駅間で「ICOCA」の利用サービスが開始
2004年(平成16年)10月16日:播州赤穂駅 – 岡山駅間の一部の列車でワンマン運転開始
2005年(平成17年)3月1日:日中にも新快速が1時間に1本設定される
2006年(平成18年)10月1日:相生駅 – 西浜駅間に「JR京都・神戸線運行管理システム」が導入
2010年(平成22年)12月1日:組織改正により、神戸支社が管轄していた相生駅 – 備前福河駅間が近畿統括本部の管轄に変更
2013年(平成25年)3月16日:この日のダイヤ改正により播州赤穂駅で運転系統が分断され、全線を通して運転される列車がなくなる
2015年(平成27年)3月14日:相生駅 – 播州赤穂駅間で前年制定されたラインカラーおよび路線記号を本格的に使用開始
2016年(平成28年)3月26日:岡山支社管内でラインカラーおよび路線記号を導入。日中の新快速が廃止され朝夕のみとなる。また播州赤穂駅以西の列車のドアが通年半自動扱いとなった
2016年(平成28年)3月26日:西浜駅 – 東岡山駅間に自動進路制御装置 (PRC) を導入
2018年(平成30年)9月15日:播州赤穂駅 – 長船駅の各駅がIC乗車カード「ICOCA」対応となり、全線で利用可能となる
2020年(令和2年)5月12日-14日:播州赤穂駅 – 備前片上駅間で、岡山支社管内で初めて昼時間帯に列車を運休して集中工事実施
2020年(令和2年)9月:駅ナンバー(駅番号)を山陽本線区間含む寒河駅 – 岡山駅間の各駅に順次導入
2020年(令和2年)10月19日-21日と11月25-27日:播州赤穂駅 – 備前片上駅間で、昼時間帯に列車を運休して集中工事を再度実施
2021年(令和3年)3月13日:この日のダイヤ改正により、昼間時間帯の岡山方面 – 長船駅間の区間列車の運転区間が岡山方面 – 西大寺駅間に短縮され、30分に1本であった西大寺駅 – 長船駅間が1時間に1本の運行となる
2021年(令和3年)10月2日:この日のダイヤ改正により、昼間時間帯は30分に1本であった相生駅 – 播州赤穂駅間が1時間に1本の運行となる
2025年(令和7年)10月12日:227系500番台の運用開始
2026年(令和8年)3月14日:この日のダイヤ改正により、播州赤穂以西の区間で227系500番台4両以下により運転される列車は全列車ワンマン運転となる

JR赤穂線路線図車輛停車駅名って?

JR赤穂線ってどこからどこまでなの?という疑問に路線図でお答えします。

兵庫県相生市の相生駅から岡山県岡山市の東岡山駅となっている。

赤穂線所属の旅客駅に限定した場合、どちらも山陽本線所属の相生駅と東岡山駅が除外され、17駅となる。
貨物駅:1(西浜)

複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流1500 V)
閉塞方式:
相生 – 日生:自動閉塞式
日生 – 東岡山:自動閉塞式(特殊)
運転指令所:
相生 – 備前福河間:近畿総合司令所大阪指令所
備前福河 – 東岡山間:中国総合指令所岡山指令所
列車運行管理システム:JR京都・神戸線運行管理システム(相生 – 西浜間)
IC乗車カード対応区間:
ICOCAエリア:全線(相生駅 – 播州赤穂駅間はPiTaPaポストペイサービス対象区間)

JR赤穂線の停車駅
赤穂線の停車駅は、相生駅、西相生駅、坂越駅、播州赤穂駅、天和駅、備前福河駅、寒河駅、日生駅、伊里駅、備前片上駅、西片上駅、伊部駅、香登駅、長船駅、邑久駅、大富駅、西大寺駅、大多羅駅、東岡山駅、高島駅、西川原駅、岡山駅です。
※東岡山駅より山陽本線




駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅 乗り換え
相生駅 あいおい 山陽新幹線
山陽本線(姫路~岡山)
西相生駅 にしあいおい
坂越駅 さこし
播州赤穂駅 ばんしゅうあこう
天和駅 てんわ
備前福河駅 びぜんふくかわ
寒河駅 そうご
日生駅 ひなせ
伊里駅 いり
備前片上駅 びぜんかたかみ
西片上駅 にしかたかみ
伊部駅 いんべ
香登駅 かがと
長船駅 おさふね
邑久駅 おく
大富駅 おおどみ
西大寺駅 さいだいじ
大多羅駅 おおだら
東岡山駅 ひがしおかやま 山陽本線(姫路~岡山)