特急しらさぎ
683系
愛称 | 特急しらさぎ |
---|---|
形式 | 681系・683系 |
区間 | 名古屋⇔敦賀駅 |
デビュー | 1964年10月1日 |
最高速度 | 130km/h |
使用路線 | 東海道本線・北陸本線 |
関連サイト |
北陸方面
特急しらさぎってどんな特急?どこからどこまで走っているの?
特急しらさぎを簡単に紹介します。
特急しらさぎは、西日本旅客鉄道(JR西日本)および東海旅客鉄道(JR東海)が名古屋駅・米原駅 – 敦賀駅間を東海道本線・北陸本線経由で運行する特別急行列車である。
1964年(昭和39年)10月1日に東海道新幹線の開業に合わせて、名古屋駅 – 富山駅間の特急列車として運転を開始すべく準備が進められていた。
しかし481系電車の落成が間に合わず、運転開始は12月25日にずれ込むことになった。運転開始当初は一等車と食堂車を含む11両編成で運行される。
かつて特急「加越」として運転されていた東海道新幹線との接続駅である米原駅を発着する便と、中京圏の中心駅である名古屋駅を発着する便がある。
名古屋駅を発着する列車は、米原駅で進行方向が変わる。
京阪神(関西)地区と北陸地方を結ぶ特急「サンダーバード」と同様に681系および683系が使用されているが、車体側面の青色ラインの下部にJR東海のコーポレートカラーであるオレンジ色の細いラインが入っている点が異なる(青いラインより若干細い)。
北陸新幹線の開業に伴う2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正で、新幹線と重複する金沢駅 – 富山駅間は廃止され、金沢駅 – 富山駅間はシャトルタイプの新幹線「つるぎ」で代替された。また、金沢駅 – 和倉温泉駅間についても廃止され、新たに新設された金沢駅発着の特急「能登かがり火」で代替された。
列車愛称は
山中温泉の開湯伝説に登場する白鷺が由来となっている。
特急しらさぎ号の走行路線データ
特急しらさぎはどの区間を走っているの?
東海道本線・北陸本線
特急しらさぎ号グリーン車席は何号車にある?
特急しらさぎ 1・3・5・7・9・11・13・15号
2・4・6・8・10・12・14・16号
←敦賀駅方面↔名古屋駅方面→(名古屋~米原間が逆むき)
米原~敦賀間は9両編成で運転する日があります。
特急しらさぎ 51・53・55・57・59・61・63号
52・54・56・58・60・62・64号
←敦賀駅方面↔米原駅方面→
9両編成で運転する日があります。
特急しらさぎ号主要区間料金表
特急しらさぎ号 主要区間の運賃・料金(名古屋発着 大人・片道・通常期)
(特急しらさぎ号普通車指定席・グリーン車席)
区間 | 普通車自由席料金 | グリーン車席料金 |
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米原駅⇔敦賀駅 | 2,350円 | 3,120円 |
名古屋駅⇔米原駅 | 3,270円 | 4,040円 |
名古屋駅⇔敦賀駅 | 4,900円 | 7,170円 |
●特急「しらさぎ」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。
●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。
●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。
●指定席特急料金は通常期の価格です。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。
●自由席特急料金は通年同額です。
特急しらさぎ 停車駅(京都駅発着)
特急「しらさぎ」の停車駅は、名古屋、尾張一宮、岐阜、大垣、米原、長浜(一部は通過)、敦賀駅です。
駅番号 | 駅名 | 駅の読み方 | 停車駅 |
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CA68 | 名古屋駅 | なごや | ● |
CA72 | 尾張一宮駅 | おわりいちのみや | ● |
CA74 | 岐阜駅 | ぎふ | ● |
CA77 | 大垣駅 | おおがき | ● |
JR-A12 | 米原駅 | まいばら | ● |
A09 | 長浜駅 | ながはま | ▲ |
A01 | 敦賀駅 | つるが | ● |
●全列車停車、▲一部の列車が停車
特急しらさぎ号を割引きっぷで安く乗る方法
特急 しらさぎ号の割引切符で安く乗る方法を紹介 割引きっぷには、おもに以下のものがあります。
・ Web早特7・Web早特14
・ チケットレス特急券・eチケットレス特急券
・ WESTERポイント特典チケットレス
・ eきっぷ
・ 北陸観光フリーきっぷ(JR東海)
・ おとなびWEB早特(おとなび会員限定)
・ ジパング倶楽部(シニア限定)
・ 学生割引(学生限定)
特急しらさぎ号 Web早特
Web早特7とWeb早特14は、JR西日本のインターネット販売専用の割引きっぷです。予約サイト「e5489」で購入できます。会員登録は無料です。
特急「しらさぎ」の普通車指定席に乗車できます。Web早特7は乗車日の7日前まで、Web早特14は乗車日の14日前までの販売です。設定区間と座席数は限定です。
Web早特の価格(大人片道)
区間 | Web早特7 |
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名古屋駅⇔敦賀駅 | おとな:4,030円 |
※他にも設定区間があります。
特急しらさぎ号 チケットレス特急券・eチケットレス特急券
「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」は、特急列車のチケットレスサービスの割引きっぷです。e5489で購入できます。普通車指定席用とグリーン車用があります。
「チケットレス特急券」は、e5489に会員登録すれば誰でも購入できます。「eチケットレス特急券」は、「J-WESTカード」会員のみが購入できます。当日まで購入できます。
いずれも乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。
特急しらさぎ号 チケットレス特急券の価格(普通車指定席・乗車券込み)
チケットレス特急券・eチケットレス特急券の価格(普通車指定席)
区間 | チケットレス特急券 | eチケットレス特急券 |
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米原駅⇔敦賀駅 | 1,950円 | 1,510円 |
※他にも設定区間があります。
チケットレス特急券・eチケットレス特急券の価格(グリーン車席)
区間 | チケットレス特急券 | eチケットレス特急券 |
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米原駅⇔敦賀駅 | 3,120円 | 2,200円 |
※他にも設定区間があります。
特急しらさぎ号 eきっぷ
「eきっぷ」は、インターネット予約限定の割引きっぷです。JR西日本のe5489で販売します。「J-WESTカード会員」が購入できます。
乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。
eきっぷの価格(片道・乗車券込み)
区間 | 価格 |
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米原⇔敦賀駅 | 指定席:1,620円 |
米原⇔敦賀駅 | グリーン車:2,390円 |
北陸観光フリーきっぷ
『北陸観光フリーきっぷ』は、JR東海が販売する往復付きフリーきっぷです。
『北陸観光フリーきっぷ』の内容をまとめました。
フリー区間(北陸エリア)までの往復と、フリー区間乗り放題がセットになったフリーきっぷ
出発駅の設定は名古屋市内・浜松・静岡
出発地〜フリー区間の往復には、特急「ワイドビューひだ」または特急「しらさぎ」号の普通車指定席に乗車可
フリー区間では、北陸新幹線・特急列車・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由
有効期間は4日間
区間 | 価格 |
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名古屋市内~フリー区間 | 16,230円 |
JR西日本株主優待割引券
JR西日本の株主優待割引券(株主優待券)は、JR西日本が株主向けに発行している割引券です。駅の窓口できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提出すると、運賃・料金がそれぞれ5割引になります。
ジパング倶楽部(シニア限定)
ジパング倶楽部はJRが運営しているシニア向けの会員制サービスです。男性が65歳以上、女性60歳以上、または夫婦どちらかが65歳以上なら入会できます。年会費は3,840円、夫婦会員なら6,410円です。
ジパング倶楽部の特典の一つが鉄道料金の割引で、JRの新幹線・特急列車などに通常より2〜3割ほど安く乗車することができます。なお、割引には片道・往復・連続で201km以上利用した場合という条件があります。
学生割引(学割)
学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。
学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。
特急 しらさぎ 駅券売機・窓口
JRの駅にある『みどりの窓口・みどりの券売機』
旅行会社の窓口
インターネット予約サイト(e5489)
インターネット予約サイトできっぷを購入する場合、きっぷの受け取り場所には注意が必要です。
特急 しらさぎ 空席状況
特急『しらさぎ』の最新空席状況は、JRサイバーステーションで確認(6時00分から23時50分まで)できます。座席単位の細かい空席状況まではわかりませんが、列車ごとの大まかな空席状況については確認できます。
特急しらさぎ号のデータファイル
【登場時:1964年10月1日】
運転区間:名古屋~富山
運転本数:1往復 使用車両:481系(実際には12月25日まで代用車両)
【1968年10月1日改正】1往復増⇒2往復に。
【1971年4月26日改正】1往復増⇒3往復に。
【1972年3月15日改正】寝台特急金星号の間合いで583系電車を投入。1往復増⇒4往復に
【1975年3月10日改正】2往復増⇒6往復に。エル特急化(=自由席新設)。
同時に米原~金沢・富山に特急加越も6往復新設。金沢運転所への運用移管。
583系は向日町運転所に移管された。
【1978年10月2日改正】583系の使用を終了。イラスト・ヘッドマークの使用を開始。
【1984年12月12日】食堂車の営業を休止。
【1985年3月14日改正】食堂車連結終了。ボンネット型が運用に入る。
【1988年3月13日改正】全列車が名古屋~富山の運転に統一。
【1989年3月11日改正】特急加越の2往復の区間延長により、特急しらさぎ号が8往復に。
【1991年9月1日改正】七尾線電化。1往復を和倉温泉まで区間延長。
【1997年3月22日改正】スーパー雷鳥用付属編成の転用により米原で増解結する列車が登場。
【2001年7月12日改正】スーパー雷鳥用だったパノラマグリーン車を投入し、塗装も変更。
【2003年3月15日改正】4往復に683系投入。
【2003年5月30日】683系に統一。485系の運用終了。
【2003年10月1日改正】特急加越を特急しらさぎに統合。⇒16往復に。
米原発着列車を区別するため、50番代以降の付番となる。
上りの1本が平日のみ泊発に。理由はおやすみエクスプレスの運転開始に伴う運用上。
【2004年高山本線水害】特急ひだ号(富山発着)の代替として和倉温泉発着列車から付属編成を1往復富山発着として臨時運転。
【2006年3月18日】レールゴーサービスを廃止。
【2007年3月18日】2号車指定席を禁煙化。
【2008年3月15日改正】泊発列車を「おはようエクスプレス」とし、しらさぎ号は富山発着に再統一。
【2009年6月1日】全車禁煙化。
【2013年3月16日改正】JR東海区間における車内販売を終了。
【2014年9月15日】継続していたJR西日本区間でも車内販売を終了。
【2015年3月14日改正】全列車、金沢発着となる。また、おもに683系ではなく681系を使用するよう変更。
【2022年3月12日】9両編成の自由席を3両のうち1両を指定席に変更。
【2024年3月16日改正】
北陸新幹線敦賀開業に伴い区間短縮。名古屋・米原~敦賀に。
名古屋~敦賀:8往復
米原~敦賀 :7往復