特急いしづち
8600系

愛称 | 特急いしづち |
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形式 | 8600系 |
区間 | 高松⇔ 伊予西条駅・松山駅間 |
デビュー | 1988年4月10日 |
最高速度 | 130km/h |
使用路線 | 予讃線 |
関連サイト |
松山方面
特急いしづちってどんな特急?どこからどこまで走っているの?
特急いしづちを簡単に紹介します。
区間:高松⇔ 伊予西条駅・松山駅間
特急いしづちは、四国旅客鉄道(JR四国)が高松駅 – 松山駅間を予讃線経由で運行する特別急行列車である。
1988年(昭和63年)4月10日に本四備讃線(瀬戸大橋線)の開業に伴い、それまで高松駅 – 松山駅・宇和島駅に運転していた特急「しおかぜ」の名称が岡山駅発着の列車に使用されるようになり、引き続き高松駅から愛媛方面に運行される特急には「いしづち」の名称が使われ運転を開始した。運転開始当初からエル特急に指定されていた。
「ミッドナイトEXP」は、2000年(平成12年)8月17日に高松発伊予三島行き下り列車で運転を開始し[1]、翌2001年3月3日からは松山発の列車も運転を開始した。
2014年3月15日からは「いしづち」の一部列車を改称する形で「モーニングEXP」が運行を開始し、高松駅発着の列車名を「ミッドナイトEXP高松」・「モーニングEXP高松」として高松駅 – 伊予西条駅間で1往復、松山駅発着の列車名を「ミッドナイトEXP松山」・「モーニングEXP松山」として新居浜駅 – 松山駅間で1往復運行されていた。「ミッドナイトEXP」については2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正により廃止となった。
「しおかぜ」「いしづち」は現在、瀬戸内海沿岸部の東西100km以上を走破する、唯一の在来線特急である。
特急いしづち列車名の由来
特急「いしづち」は、愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する日本百名山・日本百景のひとつでもある石鎚山に由来している。この名称は、1963年(昭和38年)2月1日から1968年(昭和43年)9月30日まで小松島港駅 – 松山駅間を運行する準急のちに急行の列車名として使用された。現行の運行区間に用いたのは、1988年(昭和63年)4月10日の瀬戸大橋線開業に伴う四国各線の運行体系を変更したことによる。
2002年(平成14年)に四国をキハ181系が一周するイベントで本列車名は採用され、その時は当時の運行区間である徳島駅→阿波池田駅→多度津駅→松山駅間で使用された。ただし、表示上は阿波池田行きとして運行された。
特急いしづち号WIFI利用
JR四国Wi-Fi接続方法
・ご利用にはメールアドレスやSNSアカウントによる登録・認証が必要です。
・1回の接続時間や1日の利用回数に制限はありません。
・携帯電話の電波を使用したサービスのため、一部トンネル内や山間部ではご利用頂けないことがあります。
※一度、駅または列車内でメールアドレスやSNSアカウントによる登録・認証頂いた場合、他のJR四国Wi-Fi提供箇所では登録・認証の操作なくご利用頂けます。
※大規模災害時には登録・認証なしでどなたでもインターネットがご利用いただけます。
特急いしづち号の走行路線データ
特急いしづちはどの区間を走っているの?
運行線区
114.3 km(高松 – 伊予西条間)
194.4 km(高松 – 松山間)
91.3 km(新居浜 – 松山間)
特急いしづち号主要区間料金表
特急いしづち号 主要区間の運賃・料金(高松発着 大人・片道・通常期)
(特急いしづち号普通車指定席)
区間 | 普通車自由席料金 | 普通車指定席料金 |
---|---|---|
高松駅⇔松山駅 | 6,160円 | 6,690円 |
●特急「いしづち」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。
●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。
●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。
●指定席特急料金は通常期の価格です。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。
●自由席特急料金は通年同額です。
特急いしづち 停車駅(高松駅発着)
特急「いしづち」の停車駅は、高松、坂出、宇多津(ごく一部は通過)、丸亀、多度津、詫間(一部は通過)、高瀬(一部は通過)、観音寺、川之江、伊予三島、新居浜、伊予西条、壬生川、今治、伊予北条(一部は通過)、松山駅です。
駅番号 | 駅名 | 駅の読み方 | 停車駅 | 所要時間 |
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Y00 | 高松駅 | たかまつ | ◎ | – |
Y08 | 坂出駅 | さかいで | ◎ | 15分 |
Y09 | 宇多津駅 | うたづ | ● | 23分 |
Y10 | 丸亀駅 | まるがめ | ◎ | 29分 |
Y12 | 多度津駅 | たどつ | ◎ | 33分 |
Y14 | 詫間駅 | たくま | ▲ | 33分 |
Y16 | 高瀬駅 | たどつ | ▲ | 38分 |
Y19 | 観音寺駅 | かんおんじ | ◎ | 49分 |
Y22 | 川之江駅 | かわのえ | ◎ | 59分 |
Y23 | 伊予三島駅 | いよみしま | ◎ | 1時間4分 |
Y29 | 新居浜駅 | にいはま | ◎ | 1時間21分 |
Y31 | 伊予西条駅 | いよさいじょう | ◎ | 1時間28分 |
Y36 | 壬生川駅 | にゅうがわ | ◎ | 1時間41分 |
Y40 | 今治駅 | いまばり | ◎ | 1時間53分 |
Y48 | 伊予北条駅 | いよほうじょう | ● | 2時間20分 |
Y55 | 松山駅 | まつやま | ◎ | 2時間28分 |
●全列車停車、▲一部の列車が停車 ◎全列車停車
特急いしづち号を割引きっぷで安く乗る方法
特急いしづち号の割引きっぷには、おもに以下のものがあります。
・岡山自由席トク割回数券
・岡山指定席トク割きっぷ
・eきっぷ
・チケットレス特急券・eチケットレス特急券
・学生割引
岡山自由席トク割回数券
岡山自由席トク割回数券は、松山・伊予北条~岡山間で特急列車の自由席に乗車できる4枚綴りの回数券です。有効期間は3ヶ月です。
JR四国の伊予北条駅、松山駅、伊予市駅、内子駅、伊予大洲駅、八幡浜駅、宇和島駅で発売しています。岡山駅では購入できません。
岡山自由席トク割回数券の価格(4枚綴り)
区間 | 価格 | 1枚あたり |
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伊予北条から松山の各駅⇔岡山駅 | 16,800円 | 4,200円 |
岡山指定席トク割きっぷ
岡山指定席トク割きっぷは、松山・伊予北条~岡山間で特急列車の指定席に乗車できる往復きっぷです。松山側を起点とした往復に利用できます。岡山発はありません。有効期間は6日間です。
土休日に利用する場合は、「岡山週末指定席トク割きっぷ」のほうが低価格です。
岡山指定席トク割きっぷの価格(往復)
種類 | 価格 | 片道あたり |
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岡山指定席トク割きっぷ | 9,400円 | 4,700円 |
岡山週末指定席トク割きっぷ | 8,640円 | 4,320円 |
特急いしづち チケットレス特急券・eチケットレス特急券
「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」は、特急列車のチケットレスサービスの割引きっぷです。e5489で購入できます。普通車指定席用とグリーン車用があります。
「チケットレス特急券」は、e5489に会員登録すれば誰でも購入できます。「eチケットレス特急券」は、「J-WESTカード」会員のみが購入できます。当日まで購入できます。
いずれも乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。
特急いしづち号 チケットレス特急券の価格(普通車指定席・乗車券込み)
チケットレス特急券・eチケットレス特急券の価格(普通車指定席)
区間 | チケットレス特急券 | eチケットレス特急券 |
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高松駅⇔松山駅 | 6,490円 | 6,050円 |
※他にも設定区間があります。
特急いしづち eきっぷ
「eきっぷ」は、インターネット予約限定の割引きっぷです。JR西日本のe5489で販売します。「J-WESTカード会員」が購入できます。
乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。
eきっぷの価格(片道・乗車券込み)
区間 | 普通車指定席料金 |
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高松駅⇔松山駅 | 6,160円 |
学生割引(学割)
学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。
学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。
「しおかぜ」の場合、岡山駅起点で新居浜以遠で学割が適用されます。岡山~今治、松山間などは適用範囲です。
区間 | 普通車自由席料金 | 普通車指定席料金 |
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高松駅⇔松山駅 | 5,360円 | 5,890円 |
特急いしづち 駅券売機・窓口
JRの駅にある『みどりの窓口・みどりの券売機』
旅行会社の窓口
インターネット予約サイト(e5489)
インターネット予約サイトできっぷを購入する場合、きっぷの受け取り場所には注意が必要です。
【スマートEXで予約】
【e5489ログインして予約】
【e5489ログインせず予約】
特急いしづち 空席状況
特急『いしづち号』の最新空席状況は、JRサイバーステーションで確認(6時00分から23時50分まで)できます。座席単位の細かい空席状況まではわかりませんが、列車ごとの大まかな空席状況については確認できます。
特急いしづち号のデータファイル
【登場時:1988年4月10日(瀬戸大橋線開業時)】
運転区間:高松~松山・宇和島 運転本数:9往復
使用車両:キハ181系、キハ185系
【1989年7月22日改正】しおかぜ号との連結運転を一部開始。
【1990年11月21日改正】全列車が単独運転に戻る。1往復減⇒8往復。
【1992年8月15日改正】8000系電車を臨時いしづち号において運行開始。
【1993年3月18日改正】いしづち号全列車を高松~松山とし、電車化。
特急しおかぜ号との分割併合を一部実施。
【1994年12月3日改正(特急運転体制を大幅に見直し)】
1往復に2000系気動車投入。10往復に。
【1997年11月29日改正】3往復増発⇒13往復。
8000系いしづち号は原則的に特急しおかぜ号と分割併合。
【1998年3月14日改正】2000系気動車使用のいしづち号も特急しおかぜ号との併結運転を実施。
【2000年3月11日改正】下り14本、上り13本に増加。
【2003年10月1日改正】伊予西条~徳島の特急うずしお号の系統分割。まとめ⇒下り17本、上り18本。
【2008年3月15日改正】喫煙ルーム以外全席禁煙化。
【2010年3月13日改正】通常期の列車を一部3両から2両に減車し同時に女性優先席を廃止。
【2011年3月12日改正】エル特急の指定解除。喫煙ルームを廃止。
【2014年3月15日改正】早朝の「いしづち51号」をモーニングEXP松山(8000系)に、「いしづち4号」をモーニングEXP高松(2000系)にそれぞれ愛称変更。すべて高松~松山で、17往復となる。
【2016年3月改正】2000系気動車の終了。8600系投入。