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特急宇和海
2000系

特急宇和海
基本情報
愛称 特急宇和海
形式 2000系
区間 松山⇔ 宇和島駅
デビュー 1990年11月21日
最高速度 120km/h
使用路線 予讃線・内子線
関連サイト

八幡浜方面

特急宇和海ってどんな特急?どこからどこまで走っているの?

特急宇和海を簡単に紹介します。

区間:松山⇔ 宇和島駅間
特急宇和海(うわかい)は、四国旅客鉄道(JR四国)が松山駅 – 宇和島駅間を予讃線・内子線経由で運行している特別急行列車である。

1990年夏に臨時列車として松山駅 – 宇和島駅間で運転を開始。同年11月に特急「しおかぜ」の一部列車と、急行「うわじま」を統合して定期列車となり、1993年3月には予讃線の松山から岡山・高松方面への8000系化によって捻出された松山運転所所属の2000系気動車により概ね1 – 2時間に1本の運転に増発された。複数の都道府県を跨いで走らない列車であり、運行区間全てが愛媛県内で完結する。

特急宇和海列車名の由来
八幡浜市以南で時折姿を見せる豊後水道の愛媛県側での別名「宇和海」に由来している。この名前は一般公募によって決められたもので、156票で公募1位であった(以下、2位「道後」3位「坊ちゃん」4位「牛鬼」となっていた)

特急宇和海号号の走行路線データ

特急宇和海号はどの区間を走っているの?

運行線区
直流1,500 V(松山 – 伊予市間)
非電化(伊予市 – 宇和島間)

特急宇和海号主要区間料金表

特急宇和海号 主要区間の運賃・料金(高松発着 大人・片道・通常期)
(特急宇和海号普通車指定席)

区間 普通車自由席料金 普通車指定席料金
松山駅⇔宇和海駅 5,190円 5,720円
松山駅⇔伊予吉田駅 5,010円 5,540円
松山駅⇔卯之町駅 4,820円 5,350円
松山駅⇔八幡浜駅 4,610円 5,140円
松山駅⇔伊予大洲駅 3,820円 4,350円
松山駅⇔内子駅 3,590円 4,120円
松山駅⇔伊予中山駅 2,960円 3,800円
松山駅⇔伊予市 2,760円 3,600円

●特急「宇和海」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。
●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。
●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。
●指定席特急料金は通常期の価格です。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。
●自由席特急料金は通年同額です。

特急宇和海 停車駅(松山駅発着)

特急「宇和海」の停車駅は、松山、伊予市、伊予中山(一部は通過)、内子、伊予大洲、八幡浜、卯之町、伊予吉田、宇和島駅です。

駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅
松山駅 まつやま
伊予市駅 いよし
伊予中山駅 いよなかやま
内子駅 うちこ
伊予大洲駅 いよおおず
八幡浜駅 やわたはま
卯之町駅 うのまち
伊予吉田駅 いよよしだ
宇和島駅 うわじま

●全列車停車、▲一部の列車が停車

特急宇和海号を割引きっぷで安く乗る方法

特急宇和海号の割引きっぷには、おもに以下のものがあります。

・岡山自由席トク割回数券
・岡山指定席トク割きっぷ
・eきっぷ
・チケットレス特急券・eチケットレス特急券

岡山自由席トク割回数券

岡山自由席トク割回数券は、朝倉・高知・後免・土佐山田~岡山間で特急列車の自由席に乗車できる4枚綴りの回数券です。有効期間は3ヶ月です。

JR四国の高知駅、土佐山田駅、後免駅、須崎駅、朝倉駅で発売しています。岡山駅では購入できません。

岡山自由席トク割回数券の価格(4枚綴り)

区間 価格 1枚あたり
朝倉から土佐山田の各駅⇔岡山駅 14,200円 3,550円

岡山指定席トク割きっぷ

岡山指定席トク割きっぷは、朝倉・高知・後免・土佐山田~岡山間で特急列車の指定席に乗車できる往復きっぷです。高知側を起点とした往復に利用できます。
岡山発はありません。有効期間は6日間です。

土休日に利用する場合は、「岡山週末指定席トク割きっぷ」のほうが低価格です。

岡山指定席トク割きっぷの価格(往復)

種類 価格 片道あたり
岡山指定席トク割きっぷ 8,000円 4,000円
岡山週末指定席トク割きっぷ 7,380円 3,690円

特急宇和海 トク割2枚回数券(指定席用)

トク割2枚回数券(指定席用)は、高松~高知間で特急列車の自由席に乗車できる2枚綴りの回数券です。有効期間は3ヶ月です。高知エリアは、朝倉~高知間の各駅を利用できます。

JR四国の主な駅で発売しています。
トク割2枚回数券の価格(2枚綴り)

種類 価格 片道あたり
高松⇔高知・朝倉 7,100円 3,600円

特急宇和海 トク割4枚回数券(指定席用)

トク割4枚回数券(指定席用)は、高松~高知間で特急列車の指定席に乗車できる4枚綴りの回数券です。有効期間は6ヶ月です。高知エリアは、朝倉~高知間の各駅を利用できます。

JR四国の主な駅で発売しています。
トク割4枚回数券の価格(4枚綴り)

種類 価格 片道あたり
高松⇔高知・朝倉 14,000円 3,500円

特急宇和海 Sきっぷ

「Sきっぷ」は、特急自由席を往復で利用できるきっぷです。JR四国の主な駅で購入できます。
有効期間は4日間です。
「Sきっぷ」には4枚回数券もあります。

Sきっぷの価格(往復)

区間 普通車自由席料金
松山駅⇔内子駅 3,120円
松山駅⇔伊予大洲駅 3,560円
松山駅⇔八幡浜駅 5,080円
松山駅⇔宇和海駅 6,220円

Sきっぷ指定席の価格(往復)

区間 普通車自由席料金
松山駅⇔伊予大洲駅 4,160円
松山駅⇔八幡浜駅 5,680円
松山駅⇔宇和海駅 6,820円

特急宇和海 駅券売機・窓口

JRの駅にある『みどりの窓口・みどりの券売機』
旅行会社の窓口
インターネット予約サイト(e5489
インターネット予約サイトできっぷを購入する場合、きっぷの受け取り場所には注意が必要です。

スマートEXで予約
e5489ログインして予約
e5489ログインせず予約

特急宇和海 空席状況

特急『宇和海号』の最新空席状況は、JRサイバーステーションで確認(6時00分から23時50分まで)できます。座席単位の細かい空席状況まではわかりませんが、列車ごとの大まかな空席状況については確認できます。

特急宇和海号のデータファイル

【登場時=1990年11月21日】
 運転区間:  運転本数:4往復  使用車両:キハ181系・キハ185系
 最高速度110km/h  最短所要時間:1時間30分 表定速度:64.6km/h
【1991年3月改正】下り1本増発⇒上り4本・下り5本。
【1993年3月18日改正】2000系気動車投入。特急しおかぜ号、特急いしづち号を含めた系統分割により13往復に。
 最高速度120km/h  最短所要時間:1時間15分  表定速度:77.5km/h。
【1994年12月3日改正】
 下り1本を特急いしづち号に変更。⇒上り13本・下り12本。
 高速化。最短所要時間1時間13分、表定速度79.6km/h。
【1995年4月5日改正】下り14本・上り15本に。これにより日中は1時間間隔で運転、全列車を4両編成とする。
【1997年3月22日改正】1往復を岡山発着の「しおかぜ」に変更。⇒下り13本・上り14本。【2003年10月1日】アンパンマン列車登場。
【2005年3月1日改正】松山駅22時台発の下りを1本増発し、14往復になる。
【2006年3月18日改正】所要時間が延び、平均所要時間は1時間20分程度に。
【2008年3月15日改正】全車禁煙化。
【2010年6月1日改正】4両から3両に減車。
【2011年3月12日改正】エル特急の種別廃止。下り2本増⇒下16・上14に。
【2014年3月15日改正】特急いしづち号の系統分割により上り1本増⇒下16・上15に。
【2014年9月24日改正】通勤通学時間帯の2往復を5両に増車。(おもに快てーきの利用者需要に対応したもの)
【2016年3月26日改正】特急しおかぜ号の系統分割により1往復増⇒下17・上16に

【2021年3月13日改正】
 ダイヤ改正により下り33号が廃止となり、同時刻(松山22時49分発)発の各停内子経由八幡浜[注 6]行きに置き換え。
 翌日の宇和島発の車両運用の都合上、下り31号の平日は2両+3両、土曜・休日は2両+2両となり下り33号で運行していた2両を連結し宇和島へ送り込みしている。
【2023年3月18日改正】
 JR四国管内ではダイヤの改正はなかったが、編成両数に関して4号が4両、23号が2両となるなど減車が進められた。
【2024年9月29日】
 松山駅高架化により、松山駅での「しおかぜ」・「いしづち」との縦列停車を廃止、同一ホームでの対面乗り換えに変更。
 また、それに合わせて指定席の位置を1号車1〜5番に変更するとともに、最終の下り31号を伊予中山駅に停車とした
【2025年3月15日改正】
八幡浜駅 – 宇和島駅間を完全にワンマン運転化、日中の松山・八幡浜・宇和島駅の毎時発着時刻を統一、その時間帯は全区間の所要時間が1時間33分とされた。