吾妻線

| 所在地 | 群馬県 |
|---|---|
| 種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) |
| 起点 | 渋川駅 |
| 終点 | 大前駅 |
| 駅数 | 18駅 |
| 経由路線 | |
| 電報略号 | ナノセ(長野原線時代) |
| 路線記号 | |
| 開業 | 1945年1月2日 |
| 全通 | |
| 運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 所有者 | JR東日本旅客鉄道 |
| 車両基地 | |
| 運転指令所 | 高崎総合指令室 |
| 使用車両 | |
| 路線距離 | 55.3 km |
| 最高速度 | 85 km/h |
| 軌間 | 1067mm |
| 電気方式 | |
| 電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
| 保安装置 | ATS-P |
| 関連路線 |
吾妻線(あがつません)は、群馬県渋川市の渋川駅から同県吾妻郡嬬恋村の大前駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である
群馬県北西部にあり、利根川支流の吾妻川により形成された吾妻谷を渋川から西進する路線である。沿線には草津温泉や四万温泉・沢渡温泉・万座温泉・鹿沢温泉・川原湯温泉・尻焼温泉・小野上温泉などの温泉が多く存在し、東京(上野駅)から直通の特急が運行されている。また普通列車もすべて上越線経由で新前橋駅または高崎駅から直通している
【現在の車両】
211系 高崎車両センター所属
E257系2500番台・5500番台 特急「草津・四万」で使用
【過去の車両】
電車
80系
40系
70系
153系
165系
185系
107系
115系
651系1000番台
普通列車気動車用
キハ58系
電気機関車
EF12形
EF15形
JR吾妻線路線データ
管轄(事業種別):
東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
閉塞方式:自動閉塞式(特殊)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流1,500 V)
最高速度:85 km/h
運転指令所:高崎総合指令室
JR吾妻線路線歴史
渋川から中之条までの区間には、本路線が開通する前の1912年(明治45年)に吾妻温泉馬車軌道という馬車鉄道が開業していた。この馬車鉄道はその後吾妻軌道と社名を改め1920年には路面電車となり、そして群馬電力、東京電力(現在の東京電力HDとは別)、東京電燈と経営者が変わりながらも1933年(昭和8年)まで営業を行っていた。
鉄道省は、群馬県吾妻郡六合村(現・中之条町)の日本鋼管(現:JFEホールディングス・JFEスチール)群馬鉄山(1963年閉山)で採掘された鉄鉱石を、同社京浜製鉄所(現・JFEスチール東日本製鉄所京浜地区)のある神奈川県まで輸送し、十五年戦争(支那事変・大東亜戦争・第二次世界大戦)遂行に貢献しようという軍需目的で本路線の建設を計画した。本路線のルートは、規格は普通鉄道なので曲線は少ないながらも、前述の吾妻軌道のルートにほぼ並行する形となっている。一方で、長野原と長野県の真田町(現・上田市)を結ぶ省営自動車の鹿沢菅平線が、1935年(昭和10年)に開通した
運輸省時代の1945年(昭和20年)、渋川 – 長野原(現・長野原草津口)間が長野原線として開業した。長野原から群馬鉄山のある太子(おおし)までは、日本鋼管の専用線が敷設された。突貫工事により短期間で完成をみたが、線路がうねるなど劣悪な条件下で脱線が相次いだ。当初は貨物専用線として開業したが、1946年までに渋川 – 長野原間の旅客営業を順次開始した
国有鉄道時代
1943年(昭和18年)10月:長野原線の工事着工
1945年(昭和20年)1月2日:渋川駅 – 長野原駅間 (42.4 km) が長野原線として開業(貨物営業のみ。日本鋼管群馬鉄山専用線 長野原駅 – 太子駅間も同時開業)。金島信号場・中之条信号場・岩島信号場を開設。長野原駅が貨物駅として開業
1945年(昭和20年)8月5日:渋川駅 – 中之条駅間 (19.8 km) の旅客営業を開始。群馬原町駅が貨物駅として開業。 金島信号場・中之条信号場・岩島信号場を駅に変更(岩島は貨物駅)
1945年(昭和20年)11月20日:中之条駅 – 岩島駅間 (10.7 km) の旅客営業を開始。小野上駅・市城駅が開業。群馬原町駅・岩島駅を貨物駅から一般駅に変更
1946年(昭和21年)4月20日:岩島駅 – 長野原駅間 (11.9 km) の旅客営業を開始。郷原駅・川原湯駅が開業。長野原駅を貨物駅から一般駅に変更
1952年(昭和27年)10月1日:日本鋼管専用線が国鉄に移管され、長野原線に編入して長野原駅 – 太子駅間 (5.7 km) が開業(貨物営業のみ)。太子駅が貨物駅として開業
1954年(昭和29年)6月21日:長野原駅 – 太子駅間で改キロ (+0.1 km)、川原湯駅 – 長野原駅間で改キロ (-0.1 km)
1956年(昭和31年)11月:旅客列車を気動車化
1959年(昭和34年)2月10日:祖母島駅が開業
1959年(昭和34年)11月10日:矢倉駅が開業
1961年(昭和36年)9月1日:長野原駅 – 太子駅間 (5.8 km) の旅客営業を開始
1963年(昭和38年)9月27日:長野原駅 – 大前駅間の延伸工事着工
1966年(昭和41年)10月1日:長野原駅 – 太子駅間 (5.8 km) の貨物営業を廃止
1967年(昭和42年)6月10日:渋川駅 – 長野原駅間を電化
1970年(昭和45年)11月1日:長野原駅 – 太子駅間 (5.8 km) 営業休止。太子駅の営業も休止
1971年(昭和46年)2月1日:渋川駅 – 川原湯駅間で列車集中制御装置 (CTC) を導入
1971年(昭和46年)3月7日:長野原駅 – 大前駅間 (13.3 km) 延伸開業(羽根尾駅 – 大前駅間 8.9 km は旅客営業のみ)。路線名を長野原線から吾妻線に改称し、渋川駅 – 大前駅間および長野原駅 – 太子駅間に区間を分離。群馬大津駅、羽根尾駅(貨物取扱駅)、袋倉駅、万座・鹿沢口駅、大前駅が開業。全線電化と同時に全線がCTC化された
1971年(昭和46年)5月1日:長野原駅 – 太子駅間 (5.8 km) 廃止。太子駅も廃止
1982年(昭和57年)4月1日:渋川駅 – 羽根尾駅間 (46.7 km) の貨物営業を廃止(高崎操車場 – 小野上駅間の不定期運転の砕石輸送列車は存続)
1982年(昭和57年)11月15日:特急「白根」を定期化して運転開始
1985年(昭和60年)3月14日:特急「白根」を「新特急草津」に改称
国鉄分割民営化以降
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い東日本旅客鉄道が承継
1989年(昭和63年)3月11日:107系電車導入
1991年(平成3年)12月1日:川原湯駅を川原湯温泉駅に、長野原駅を長野原草津口駅に改称
1991年(平成3年)日時不詳:165系電車全廃
1992年(平成4年)3月14日:小野上温泉駅が開業
2002年(平成14年)12月1日:特急「新特急草津」を「草津」に改称
2014年(平成26年)9月25日:八ッ場ダム建設に伴う新線切り換え工事のため中之条駅 – 大前駅間を運休し、中之条駅 – 大前駅間で30日までバス代行輸送を行う
2014年(平成26年)9月26日-30日:中之条駅 – 岩島駅間の営業運転が再開。新線区間での乗務員訓練のため岩島駅 – 大前駅間を運休し、同区間で試運転を実施
2014年(平成26年)10月1日:岩島駅 – 大前駅間の営業運転が再開。岩島駅 – 長野原草津口駅間の新線切り換えに伴い、川原湯温泉駅が新線上に移転し、同時に同区間を改キロ (-0.3 km)。全線が東京近郊区間に指定され、中之条駅、長野原草津口駅、万座・鹿沢口駅の3駅でSuica等のICカード乗車券が使用可能になる
2016年(平成28年)8月22日:211系電車の運行を開始。初日はA28編成を充当して、高崎駅を夜に出発する549Mから
2017年(平成29年)3月4日:一部列車における上越線内直通区間が高崎駅までから新前橋駅までに短縮
2019年(令和元年)10月13日:令和元年東日本台風(台風19号)の影響で長野原草津口駅 – 大前駅間で長期間運休となる
2020年(令和2年)2月21日:長野原草津口駅 – 大前駅間が運転再開
2023年(令和5年)3月18日:特急「草津」を651系からE257系に置き換え、「草津・四万」に改称
2024年(令和6年)3月22日:JR東日本高崎支社が、旅客減少により「鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮できていない」とされる末端区間の長野原草津口駅 – 大前駅間について、群馬県、長野原町および嬬恋村に対し同区間の「沿線地域の総合的な交通体系に関する議論」を申し入れたことを発表した
2026年(令和8年)7月1日:支社制から事業本部制への再編に伴い、全線の管轄がこれまでの高崎支社から群馬事業本部に変更された
JR吾妻線路線図車輛停車駅名って?
JR吾妻線ってどこからどこまでなの?という疑問に路線図でお答えします。
群馬県渋川市の渋川駅から群馬県吾妻郡嬬恋村の大前駅となっている。
吾妻線所属駅に限定する場合、上越線所属の渋川駅が除外され、17駅となる
JR吾妻線の普通停車駅
吾妻線の停車駅は、渋川駅、金島駅、祖母島駅、小野上駅、小野上温泉駅、市城駅、中之条駅、群馬原町駅、郷原駅、矢倉駅、岩島駅、川原湯温泉駅、長野原草津口駅、群馬大津駅、羽根尾駅、袋倉駅、万座駅・鹿沢口駅、大前駅です
| 駅番号 | 駅名 | 駅の読み方 | 停車駅 | 乗り換え |
|---|---|---|---|---|
| 渋川駅 | しぶかわ | ● 特急草津・四万 |
上越線 | |
| 金島駅 | かなしま | ● | ||
| 祖母島駅 | うばしま | ● | ||
| 小野上駅 | おのがみ | ● | ||
| 小野上温泉駅 | おのがみおんせん | ● | ||
| 市城駅 | いちしろ | ● | ||
| 中之条駅 | なかのじょう | ● 特急草津・四万 |
||
| 群馬原町駅 | ぐんまはらまち | ● | ||
| 郷原駅 | ごうばら | ● | ||
| 矢倉駅 | やぐら | ● | ||
| 岩島駅 | いわしま | ● | ||
| 川原湯温泉駅 | かわらゆおんせん | ● | ||
| 長野原草津口駅 | ながのはらくさつぐち | ● 特急草津・四万 |
||
| 群馬大津駅 | ぐんまおおつ | ● | ||
| 羽根尾駅 | はねお | ● | ||
| 袋倉駅 | ふくろぐら | ● | ||
| 万座・鹿沢口駅 | まんざ・かざわぐち | ● | ||
| 大前駅 | おおまえ | ● |