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和歌山線

227系
227系

和歌山線基本情報
所在地 奈良県、和歌山県
種類 普通鉄道(在来線・地方交通線)
起点 王寺駅
終点 和歌山駅
駅数 36駅
経由路線
電報略号 ワカセ
路線記号 T
開業 1891年3月1日
全通 1900年11月25日
運営者 JR西日本旅客鉄道株式会社
車両基地 吹田総合車両所日根野支所新在家派出所ほか
使用車両 227系1000番台221系
路線距離 87.5 km(王寺駅 – 和歌山駅間)
最高速度 110 km/h
軌間 1067mm
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
関連路線  

和歌山線(わかやません)は、奈良県北葛城郡王寺町の王寺駅と和歌山県和歌山市の和歌山駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。
ラインカラーはピーチ(薄いピンク)である。路線記号はT

奈良県内は中西部の王寺町・香芝市・大和高田市・葛城市・御所市・五條市を金剛山地に沿って、五条駅 – 和歌山駅間は奈良県五條市から和歌山県橋本市・かつらぎ町・紀の川市・岩出市を経て和歌山市までを紀の川に沿って結んでいる。

JR和歌山線路線図車輛停車駅名って?

JR和歌山線ってどこからどこまでなの?という疑問に路線図でお答えします。

奈良県北葛城郡王寺町王寺駅から和歌山県和歌山市の和歌山駅となっている。

全36駅のうち和歌山線所属駅に限定した場合、関西本線所属の王寺駅と紀勢本線所属の和歌山駅が除外され、34駅となる。

JR和歌山線の停車駅
和歌山線の停車駅は、王寺駅、畠田駅、志都美駅、香芝駅、JR五位堂駅、高田駅、大和新庄駅、御所駅、玉手駅、掖上駅、吉野口駅、北宇智駅、五条駅、大和二見駅、隅田駅、下兵庫駅、橋本駅、紀伊山田駅、高野口駅、中飯降駅、妙寺駅、大谷駅、笠田駅、西笠田駅、名手駅、粉河駅、紀伊長田駅、打田駅、下井阪駅、岩出駅、船戸駅、紀伊小倉駅、布施屋駅、千旦駅、田井ノ瀬駅、和歌山駅です。

駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅 乗り換え
王寺駅 おうじ 大和路線
おおさか東線
近鉄生駒線
近鉄田原本線
畠田駅 はたけだ  
志都美駅 しずみ  
香芝駅 かしば  
JR五位堂駅 じぇいあーるごいどう  
高田駅 たかだ 桜井線(万葉まほろば線)
大和新庄駅 やまとしんじょう  
御所駅 ごせ 近鉄御所線
玉手駅 たまで  
掖上駅 わきがみ  
吉野口駅 よしのぐち 近鉄吉野線
北宇智駅 きたうち  
五条駅 ごじょう  
大和二見駅 やまとふたみ  
隅田駅 すだ  
下兵庫駅 しもひょうご  
橋本駅 はしもと 南海高野線
紀伊山田駅 きいやまだ  
高野口駅 こうやぐち  
中飯降駅 なかいぶり  
妙寺駅 みょうじ  
大谷駅 おおたに  
笠田駅 かせだ  
西笠田駅 にしかせだ  
名手駅 なて  
粉河駅 こかわ  
紀伊長田駅 きいながた  
打田駅 うちた  
下井阪駅 しもいさか  
岩出駅 いわで  
船戸駅 ふなと  
紀伊小倉駅 きいおぐら  
布施屋駅 ほしや  
千旦駅 せんだ  
田井ノ瀬駅 たいのせ  
和歌山駅 わかやま 阪和線
紀勢本線(新宮~和歌山・きのくに線)
紀勢本線(和歌山~和歌山市)
貴志川線

和歌山線歴史

和歌山線は王寺駅 – 高田駅間は大阪鉄道 が1891年に開業させた。その後、桜井方面へ路線を延伸した大阪鉄道から分岐する形で、南和鉄道が高田駅 – 五条駅間を1896年に開業させた

五条駅 – 和歌山市駅(のちに現在の和歌山駅への支線が開業)間は、紀和鉄道の手により開業した。和歌山県下初の鉄道路線として五条駅 – 橋本駅間を1898年に開業させた後、和歌山側から順次延伸し、五条駅 – 和歌山駅(現在の紀和駅)間が開通したのは1900年である

その後、南海鉄道(南海電気鉄道の前身)の全通と同日に和歌山市駅まで全通した。なお南海鉄道の開業以前は、この路線が大阪駅 – 和歌山駅間移動ルートとしての役目を担っていたこともあった。大阪鉄道・南和鉄道・紀和鉄道は、関西鉄道に合併された後に明治40年国有化された。

また、田井ノ瀬 – 和歌山間は開業当時貨物支線であり、正式に旅客営業を開始したのは1972年(昭和47年)。
ただ、実際には紀勢本線箕島方面への直通列車を中心とした一部の旅客列車が、この貨物支線を経由して乗り入れていた。
しかし、正式な旅客営業路線ではなく、営業キロが設定されていなかったため、運賃は紀伊中ノ島駅経由で計算していた。その旨の注意書きが、当時の時刻表にも記載されていた。

国鉄時代の1980年に王寺駅 – 五条駅間、1984年に五条駅 – 和歌山駅間が電化された。

1960年代には、東京駅に直通する急行「大和」の寝台車(和歌山線内では普通列車に連結して運転)や、1960年代から1980年代には紀勢本線白浜方面に直通する急行「しらはま」、その後身の急行「紀ノ川」といった優等列車が運転されていたが、五条駅 – 和歌山駅間電化時に「紀ノ川」が廃止されて以来、定期優等列車は設定されていない。