103系

形式 | 103系 |
---|---|
デビュー | 1963年(試作車) 1964年 – 1984年(量産車) |
最高速度 | 100km/h |
運行区間 | |
使用路線 | 加古川線、播但線 |
関連サイト |
国鉄103系電車(こくてつ103けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した直流通勤形電車。
国鉄通勤形電車として、当時の国鉄の財政・設備・保守などの各事情を考慮の上で経済性を最重視して設計され、
1963年(昭和38年)3月から1984年(昭和59年)1月までの21年間に3,447両が製造された。
国鉄初の新性能電車・101系をベースとして試作車両が作られた103系は、山手線を皮切りに京浜東北線、常磐線、総武線、中央線などで次々と製造配置。
103系は、1987年の分割民営化時点でほぼ全車が残存しており、JR東日本が約2400両、JR西日本が約900両、JR東海が70両、JR九州が54両を継承した。
だが、分割民営化時点で既に初期車両は約25年が経過していたことから、各社は新型車両を相次いで開発し、103系を置き換えてきた。
西日本管内では加古川線と播但線 2023年3月末 残数合計は55両。
全国でもJR九州の筑肥線含みこの3路線のみで残存率は全盛期のわずか1%になります。
103系 3500番台
1998年3月14日の播但線姫路 – 寺前間の電化完成に伴い、同区間で本系列が投入されることになった。需要とワンマン運転の利便性から、営業用としては本系列初の2両編成となり、改造費抑制のためにクモハ103形2500(元・5000)番台ユニットから9本が1997年から1998年にかけて3500番台に区分改造され、網干電車区(現・網干総合車両所)に配置された。
モハ102形の先頭車化改造が行われ、体質改善工事とワンマン化改造も施工された[116]。改造種車には状態の良い車両が選定されたため、製造の新しいユニットが中心である。設計は吹田工場が担当し、改造は吹田工場と鷹取工場で施工されている。
クモハ103形とクモハ102形は同番号同士でユニットを組み、車両番号の下一桁と編成番号の数字は一致している。編成記号はBHである。
塗装はワインレッドに客用扉上部と運転台直後にダークグレー (DIC N-958) のアクセントが入る。運転台直後の戸袋のグレー部分には JR WEST JAPAN BANTAN103 の文字が書かれている。
JR西日本103系電車基本情報
103系 | |
---|---|
103系基本編成 | |
基本情報 | |
走行区間 |
播但線 姫路駅 – 寺前駅間 加古川線 加古川 – 谷川駅 |
製造所 | 汽車製造、東急車輛製造、近畿車輛、川崎車輛/川崎重工業、日本車輌製造、帝國車輛工業、日立製作所、東芝 |
運用者 |
日本国有鉄道 東日本旅客鉄道 東海旅客鉄道 西日本旅客鉄道 九州旅客鉄道 |
導入年 |
1963年(試作車) 1964年 – 1984年(量産車) |
運用開始 | |
投入先 | 播但線・加古川線 |
主要諸元 | |
編成 | 2両編成 3両編成 |
軌間 | 1,067mm(狭軌) |
電気方式 | 直流 1,500 V(架空電車線方式) |
最高運転速度 | 100 km/h |
設計最高速度 | 100 km/h |
起動加速度 | 2.0km/h/s |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 5.0 km/h/s |
編成定員 |
48(席)+88(立)=136名 54(席)+90(立)=144名 |
全長(最大寸法) (長・幅・高) |
全長20,000 mm 全幅2,800 mm(最大幅2,870 mm) 全高3,935 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
ウイングばね式コイルばね台車 DT33(電動車) TR201(付随車) |
主電動機 | 直流直巻電動機 MT55形 |
主電動機出力 | 110 kW×4基 / 両 |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 6.07(860 mm車輪で5.73に相当) |
制御方式 | 抵抗制御・直並列組合せ・弱め界磁 |
制御装置 | 国鉄制式CS20形 |
制動装置 | 発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ(応荷重装置付) 手ブレーキ |
保安装置 | ATS-B/S/Sn/ST/SW/SK/P,ATC(運用路線によって異なる) |