キハ120形
国鉄から承継された一般型気動車のキハ20系・キハ35系・キハ45系および急行型気動車のキハ58系などの置換えと鉄道部に移管された線区の活性化を図るため、JR西日本の地方交通線向け標準型気動車として山陰東部エリアを除くJR西日本管内の非電化区間ほぼ全域に導入された。1992年から1996年にかけて89両が製造された。
関西本線2次車(0番台)は亀山駅 – 加茂駅間の普通列車向けには1993年から1994年にかけてキハ120形0番台・300番台(7 – 16・301 – 306)が亀山鉄道部に新製配置され、従来のキハ58系などが置き換えられた。車体塗色は前面と屋根・裾部が紫となっている。
2017年にはキハ120 12が「お茶の京都博」をPRするラッピング列車「山城列茶」となった。
2023年にはキハ120 7及び8が「お茶の京都トレイン」として運行が開始された。
2021年4月1日現在では吹田総合車両所京都支所亀山派出所に0番台8両(7・8・11 – 16)と300番台6両(301 – 306)が配置され、関西本線(亀山駅 – 加茂駅)間で運用されている。
2001年3月までは木津駅経由で奈良駅まで入線していた。大多数の列車が2両編成で運転されている。
現在はお茶の京都ラッピング車両が1両のみ運行しております。
JR西日本キハ120形電車基本情報
キハ120形気動車 | |
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JR西日本キハ120形気動車基本編成 | |
基本情報 | |
走行区間 | 亀山駅 – 加茂駅 関西本線 |
製造所 | 新潟鐵工所 西日本旅客鉄道後藤車両所 |
運用者 | 西日本旅客鉄道 |
製造年 | 1992年 – 1996年 |
製造数 | 89両 |
投入先 |
吹田総合車両所京都支所亀山派出所 敦賀地域鉄道部敦賀運転センター 金沢総合車両所富山支所 大糸線 高山本線 木次線 越美北線全線 津山線全線 因美線 姫新線 伯備線 芸備線 |
主要諸元 | |
編成 | 2・4両編成 両運転台付単行車 |
最高運転速度 | 95 km/h |
車両定員 |
49(席)+63(立)=112名(0・300番台) 49(席)+56(立)=105名(200番台) |
自重 |
27.7t(0・300番台) 26.7t(200番台) |
全長 | 16,300 mm |
全幅 |
2,800 mm 2,700 mm(200番台) |
全高 | 4,045 mm |
車体 | 普通鋼(200番台) ステンレス(0・300番台) |
台車 |
軸ばね式インダイレクトマウント空気ばね台車 WDT53(動力台車)(200番台) WDT54 (動力台車)(0・300番台) WTR237(付随台車)(200番台) WTR238 (付随台車) (0・300番台) |
動力伝達方式 | 液体式 |
機関 | コマツ SA6D125-H1 |
機関出力 |
330PS × 1(0・300番台) 250PS × 1(200番台) |
変速段 | 変速1段・直結2段(自動切替) |
制動装置 | 自動空気ブレーキ |
制動装置 |
自動空気ブレーキ 機関ブレーキ併用 |
保安装置 |
ATS-SW EB装置 |