日本の鉄道技術を後世に

language

特急ひたち
E657系

特急ひたち
基本情報
愛称 特急ひたち
形式 E657系
区間 品川・東京・上野⇔いわき
デビュー 2012年3月
最高速度 130km/h
運行区間 東海道本線・東北本線・常磐線

特急ひたちってどんな特急?どこからどこまで走っているの?

特急ひたちを簡単に紹介します。

区間:品川・東京・上野⇔水戸・いわき・仙台駅

特急ひたちが使用するE657系は、JR東日本の主力特急電車である651系、E653系、E259系の流れを受け継いだ最新の特急電車として、安心してご利用頂ける車内設備、さらなる快適性の追求、ビジネスユースへの配慮などをテーマに開発した車両です。エクステリアおよびインテリアデザインには、偕楽園の梅など沿線にちなんだ配色、柄を採用し、和のテイストとモダンさを兼ね備えた空間を演出しました。

客室内には2段式フルカラーLEDの車内案内表示器を設置しています。

 「スーパーひたち」は、1989年(平成元年)3月11日の651系電車投入に伴う際に、常磐線特急列車における速達型列車として運転を開始した。

その後、1997年(平成9年)10月1日には、停車型の「ひたち」がE653系電車投入により「フレッシュひたち」として運転を開始した。

1998年(平成10年)12月7日には全列車が651系またはE653系に統一され、485系電車による「ひたち」の運転を終了した。

ただし、E657系の改造工事に伴い、2013年10月1日から2015年3月13日までの間、「フレッシュひたち」1往復に限り、651系の運用が復活していた

特急ひたち・ときわの E657系電車に、往年の特急列車フレッシュひたちのリバイバルカラーを施し、茨城DCを盛り上げる。
※リバイバルカラーは5 色(緑・紅・黄・青・橙)をそれぞれ 1 編成に実施します。

特急ひたちの号主要区間料金表(東京駅発着)

「ひたち」「ときわ」主要区間の運賃・料金(東京駅発着・大人・片道・通常期)

区間 普通車指定席料金 グリーン車料金
東京⇔柏駅 1,340円 2,110円
東京⇔土浦駅 2,190円 2,960円
東京⇔石岡駅 2,540円 3,310円
東京⇔水戸駅 3,890円 6,160円
東京⇔日立駅 4,880円 7,150円
東京⇔高萩駅 5,320円 7,590円
東京⇔湯本駅 6,290円 9,950円
東京⇔いわき駅 6,290円 9,950円
東京⇔原ノ町駅 7,720円 11,380円
東京⇔相馬駅 8,400円 12,060円
東京⇔仙台駅 9,280円 12,940円

●特急「ひたち」号「ときわ」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。

●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。

●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。

●「ひたち」号「ときわ」号は全車指定席です。ただし、座席未指定券を購入すれば、座席の指定を受けずに乗車でき、空席があれば着席可能です。

●座席未指定券は指定席券と同額です。

●特急券を車内で購入の場合は260円増です。

●「ひたち」号「ときわ」号の特急料金は通年同額です。閑散期、繁忙期の区別はありません。

特急ひたちの号停車駅(品川・東京駅発着)

特急ひたちの停車駅は、品川、東京、上野、柏(一部は通過)、土浦(一部は通過)、友部(一部は通過)、偕楽園(一部は通過)、水戸、勝田、東海(一部は通過)、大甕(一部は通過)、常陸多賀(一部は通過)、日立、高萩(一部は通過)、磯原(一部は通過)、勿来(一部は通過)、泉、湯本、いわき、広野、富岡、大野、双葉、浪江、原ノ町、相馬、亘理(一部は通過)、岩沼(一部は通過)、仙台駅です。

駅番号 駅名 停車駅
JT03 品川駅
JT01 東京駅
JJ01 上野駅
JJ07 柏駅
土浦駅
友部駅
偕楽園駅
水戸駅
勝田駅
東海駅
大甕駅
常陸多賀駅
日立駅
高萩駅
磯原駅
勿来駅
泉駅
湯本駅
いわき駅
広野駅
富岡駅
大野駅
双葉駅
浪江駅
原ノ町駅
相馬駅
亘理駅
岩沼駅
仙台駅

●全列車停車、▲一部の列車が停車

特急ひたち号を割引きっぷで安く乗る方法

・えきねっとトクだ値

・在来線チケットレス特急券

・JR東日本の株主優待割引券

・学生割引

特急ひたち えきねっとトクだ値

えきねっとトクだ値は、JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」(会員登録無料)の会員向けに設定されている特急列車の割引きっぷです。

「ひたち」号「ときわ」号で販売されているトク割の割引率は35%です。ただし、乗車券は別途購入しなければなりません。Suicaなど交通系ICカードと組み合わせることができます。

えきねっと「トクだ値」は、列車・席数限定です。そのため、一般発売の指定席に空席があっても、「トクだ値」で予約できないこともあります。
特に年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、座席数が限られますので、お早めにお申し込みください。

特急ひたち えきねっと「トクだ値」(チケットレス)の価格

区間 価格 乗車券との総額
東京⇔水戸駅 1,020円 2,600円
東京⇔日立駅 1,450円 3,690円
東京⇔いわき駅 1,650円 4,200円
東京⇔仙台駅 1,880円 8,260円

※他にも設定区間があります。

特急ひたち 在来線チケットレス特急券

在来線チケットレス特急券は、「ひたち」「ときわ」の特急券・乗車券をえきねっとで購入し、スマートフォンなどを使ってチケットレスで乗車するサービスです。「チケットレス割引」として、一律100円割引になります。

JR東日本の株主優待割引券(株主優待券)は、JR東日本が株主向けに発行している割引券です。駅の窓口できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提出すると、運賃・料金がそれぞれ2割引になります。株主優待割引券は2枚まで同時利用可能で、2枚の利用なら4割引となります。

特急ひたち 学生割引(学割)

学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。

学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。

特急ひたち ときわの場合、東京駅起点で友部以遠なら学割が適用されます。東京~水戸間や東京~いわき間などが、学割適用範囲です。

特急ひたち号のデータファイル

【登場時:1969年10月】

 ●運転区間:上野~平  運転本数:1往復  使用車両:キハ80系

【1970年7月改正】上野発着特急初の自由席2両を設定。

【1970年10月改正】定期列車化。

【1971年4月改正】上り列車のみ東京駅に乗り入れ。

【1972年7月】485・489系を臨時特急ひたちに使用。

【1972年10月改正】485系使用開始し、5往復に増発。エル特急指定。 運転区間を東京・上野~平・原ノ町・仙台に。

【1973年4月】東京乗り入れを中止。

【1973年10月改正】1往復増発⇒6往復に。

【1975年3月改正】2往復増発⇒8往復に。

【1978年10月改正】3往復増発⇒11往復に。

【1982年11月15日改正(東北新幹線本格開業)】常磐線の昼行特急を特急ひたち号に統一。1往復増発⇒12往復。

【1985年3月改正】急行ときわ号を特急ひたち号に格上げ統合。下り24本、上り23本に大増発。特急ひたち専用色485系

【1986年11月1日改正】26往復に増発。編成は485系9両編成に統一。

【1989年3月11日改正】651系電車投入。同時にスーパーひたち号の名を与える。(7往復で開始)。

【1990年3月10日改正】ホームタウンひたち運転開始。651系スーパーひたち号が15往復

【1992年3月14日改正】651系追加投入で増発。下18、上17に。

【1997年10月1日改正】E653系によるフレッシュひたち号運転開始。

【1998年12月1日改正】485系がすべて651系・E653系に置き換え。

 愛称がスーパーひたち・フレッシュひたちに再編。

【2002年12月1日改正】エル特急の種別を廃止。

【2007年3月18日改正】全車禁煙化。

【2011年3月11日】東日本大震災。

【2011年4月17日】上野~勝田で運転再開。

【2012年3月17日改正】E657系導入開始。スーパーひたち号(いわき~仙台)間を正式廃止。

【2013年3月16日改正】全列車E657系に統一。

【2013年10月~】約一年半の計画で、フレッシュひたち号1往復にのみ651系復活。
(目的は、E657系の車内の各座席上部に、指定席の発売状況を示すLEDランプ取付け工事。)

【2015年3月14日改正】フレッシュひたち号を特急ときわ号として分離。スーパーひたち号がひたち号に。また、上野東京ラインの開通により、下り1本を除きすべて品川発着に。⇒下13本・上15本。全車座席指定席化(未指定券あり)。

【2020年3月14日改正】東日本大震災による不通区間が復旧し、品川・上野~仙台に3往復が再設定。

【2023年3月18日改正】全列車が品川発着となり上野発が消滅。

その他の特急