特急踊り子
E257系

愛称 | 特急踊り子 |
---|---|
形式 | E257系 |
区間 | 東京⇔伊豆急下田駅 |
デビュー | 2001年12月1日 |
最高速度 | 130km/h |
運行区間 | 東海道本線、伊東線など |
伊豆方面
特急踊り子ってどんな特急?どこからどこまで走っているの?
特急踊り子を簡単に紹介します。
E257系は、中央線特急「あずさ」「かいじ」として活躍していた車両を改造し、特急「踊り子」としてリニューアルしました。車体カラーは、伊豆の「空の色」と「海の色」をイメージした「ペニンシュラブルー」を基調としています。客室内は、これまで車両の半分だったグリーン車を1両全体へ拡大し、普通車を含む全車の座席窓側にはコンセントを設置しています。
特急踊り子号は そのほかに、スーパービュー踊り子号、リゾート踊り子号、マリンエクスプレス踊り子号(成田エクスプレスのE259系使用)を含めると東京・横浜・大宮~伊豆急下田・修善寺 間を結ぶ特急群として存在していた。
2021年3月の185系引退までは15両編成で運転されるものもあり、JRの在来線特急では最も長い両数で運転する特急列車でもあった。
特急踊り子の号主要区間料金表(新宿駅発着)
特急踊り子 主要区間の運賃・料金(東京駅発着・大人・片道・通常期)
区間 | 普通車指定席料金 | グリーン車料金 |
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東京駅⇔熱海駅 | 3,560円 | 5,830円 |
東京駅⇔伊東駅 | 3,890円 | 6,160円 |
東京駅⇔伊豆急下田駅 | 6,060円 | 8,740円 |
東京駅⇔修善寺 | 4,610円 | 設定なし |
●特急「踊り子」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。
●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。
●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。
●「踊り子」号は全車指定席です。ただし、普通車については、座席未指定券を購入すれば座席の指定を受けずに乗車でき、空席があれば着席可能です。
●座席未指定券は指定席券と同額です。
●特急券を車内で購入の場合は260円増です。
●「踊り子」号の特急料金は通年同額です。閑散期、繁忙期の区別はありません。
特急踊り子号・サフィール踊り子号の停車駅と所要時間(東京駅発着)
特急「サフィール踊り子」(新宿発着)の停車駅は、新宿、渋谷、武蔵小杉、横浜、熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田駅です。
特急「サフィール踊り子」(東京発着)の停車駅は、東京、品川、横浜、熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田駅です。
特急「踊り子」(新宿・池袋発着)の停車駅は、池袋、新宿、渋谷、武蔵小杉、横浜、熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田駅です。
停車駅 | 踊り子 | サフィール 踊り子 |
東京駅からの所要時間(目安) |
---|---|---|---|
池袋駅 | ▲ | – | – |
新宿駅 | ▲ | – | – |
武蔵小杉駅 | ▲ | ▲ | – |
東京駅 | ○ | ○ | – |
品川駅 | ○ | ○ | 7分 |
川崎駅 | ○ | × | 15分 |
横浜駅 | ◎ | ◎ | 23分 |
大船駅 | ○ | × | 37分 |
小田原駅 | ○ | ▲ | 1時間1分 |
湯河原駅 | ○ | ▲ | 1時間14分 |
熱海駅 | ◎ | ◎ | 1時間21分 |
網代駅 | ○ | ▲ | 1時間33分 |
伊東駅 | ◎ | ◎ | 1時間45分 |
川奈駅 | ▲ | × | 1時間52分 |
伊豆高原駅 | ◎ | ◎ | 2時間1分 |
伊豆熱川駅 | ◎ | ◎ | 2時間12分 |
伊豆稲取駅 | ◎ | ◎ | 2時間19分 |
河津駅 | ◎ | ◎ | 2時間25分 |
伊豆下田駅 | ◎ | ◎ | 2時間36分 |
三島駅 | ▲ | – | 2時間38分 |
三島田町駅 | ▲ | – | 2時間43分 |
大場駅 | ▲ | – | 2時間48分 |
伊豆長岡駅 | ▲ | – | 2時間55分 |
大仁駅 | ▲ | – | 3時間2分 |
修善寺駅 | ▲ | – | 3時間8分 |
◎全列車停車、○多数の列車が停車、▲一部の列車が停車、×通過
特急踊り子号を割引きっぷで安く乗る方法
特急 踊り子号の割引きっぷには、おもに以下のものがあります。
・えきねっと「トクだ値」
・えきねっとチケットレスサービス
・JR東日本の株主優待割引券
・学生割引
特急踊り子 えきねっとトクだ値
えきねっとトクだ値は、JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」(会員登録無料)の会員向けに設定されている特急列車の割引きっぷです。
特急「踊り子」号で販売されているのは、チケットレス乗車の特急券で、割引率は35%です。ただし、乗車券は別途購入しなければなりません。東京~伊東間のみの乗車の場合、Suicaなど交通系ICカードと組み合わせることができます。
えきねっと「トクだ値」は、列車・席数限定です。そのため、一般発売の指定席に空席があっても、「トクだ値」で予約できないこともあります。
特に年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、座席数が限られますので、お早めにお申し込みください。
えきねっと「トクだ値」(チケットレス)の価格
区間 | 価格 | 乗車券との総額 |
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東京駅⇔熱海駅 | 1,020円 | 3,000円 |
東京駅⇔伊東駅 | 1,020円 | 3,330円 |
東京駅⇔伊豆急下田駅 | 1,620円 | 5,620円 |
※他にも設定区間があります。
特急踊り子 在来線チケットレス特急券
えきねっとチケットレスサービスは、特急券・乗車券をえきねっとで購入し、スマートフォンなどを使ってチケットレスで乗車するサービスです。「えきねっとチケットレス割引」として、一律100円割引になります。
JR東日本株主優待割引券
JR東日本の株主優待割引券(株主優待券)は、JR東日本が株主向けに発行している割引券です。駅の窓口できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提出すると、運賃・料金がそれぞれ2割引になります。株主優待割引券は2枚まで同時利用可能で、2枚の利用なら4割引となります。
※ただし、JR東日本の株主優待割引は、JR東日本線内のみ有効です。JR東海(熱海~三島)、伊豆急行(伊東~伊豆急下田)、伊豆箱根鉄道(三島~修善寺)では割引がありません。
特急踊り子号 学生割引(学割)
学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。
学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。
※「踊り子」の場合、東京駅起点で熱海以遠なら学割が適用されます。東京~伊東間や東京~三島間などが、学割適用範囲です。ただし、学割はJR線のみ適用され、伊豆急行線や伊豆箱根鉄道線区間は学割適用になりません。
特急踊り子号のデータファイル
【登場時:1981年10月1日】
運転区間:東京~伊豆急下田・修善寺 運転本数: 使用車両:183系・185系
【1983年8月】EF58またはEF65牽引で81系和式客車の臨時特急お座敷踊り子号を運転。
【1985年3月改正ごろ】全列車を185系化。
【1985年10月】新宿発着の臨時特急踊り子号を休日を中心に運転開始。
【1986年3月改正】平日・休日別のダイヤを採用。
【1987年12月改正】臨時特急列車モントレー踊り子号が登場(10月とする資料もあり、調査中)。(前橋~伊豆急下田)。1990年12月までおもに夏休み・冬休みに運転を行った
【1988年3月13日改正】1往復、池袋発着で設定。また、平日・休日別ダイヤを終了。
【1988年7月】伊豆急行のリゾート21を使用し臨時特急リゾート踊り子号運転開始。
【1989年8月】成田~伊豆急下田に183系使用の臨時特急ウイング踊り子を運転。
【1990年4月28日改正】251系スーパービュー踊り子号を3往復運転開始(新宿・池袋・東京~伊豆急下田)。
【1992年3月改正】スーパービュー踊り子号を5往復に。
【1994年12月改正】スーパービュー踊り子号の2往復を臨時に格下げ。
【1998年7月】2100系を使用し、臨時特急シーリゾート踊り子号を東京⇒伊豆急下田に運転開始。
【1999年】塗装変更。湘南や伊豆のみかん畑をイメージ。
【2000年12月9日イベント】東京⇒伊東で、14系座席車6両編成の「さよなら20世紀踊り子号」を運行。EF58形61号機牽引・最後の客車による踊り子号。
【2001年2月イベント】2100系使用の臨時特急踊り子観桜号(横浜~伊豆急下田)運転。
【2001年3月】定期乗車券での乗車を解禁。
【2001年10月7日イベント】運転開始20周年で「踊り子20周年記念号」を183系・9両で運転。
【2002年10月イベント】2100系・リゾート21EXを使用してフルール踊り子号運転開始。
【2002年12月1日改正】エル特急の種別を廃止。
【2003年7月】臨時特急スーパービュー踊り子・下り1本を宇都宮始発で運行。
【2006年5月】黒船電車(2100系・リゾート21EX)を使用しリゾート踊り子を休日運行。
【2006年10月】上記列車に「ロイヤルボックス」を連結開始。
【2007年3月18日改正】全車禁煙化。
【2011年10月15日・16日イベント】「特急踊り子30周年記念号」を運転。
登場時のカラーリングを185系A8編成に復元して運転した。
【2012年3月3日】臨時特急上州踊り子号を高崎⇒伊豆急下田で運転。
157系風のカラーリングに変更した185系200番台OM08編成を使用。
【2012年12月1日】臨時特急マリンエクスプレス踊り子登場。(東京~伊豆急下田)。
車両は特急成田エクスプレス専用のE259系を使用。
【2016年4月25日】指定席の車内検札を原則的に取りやめ。
【2019年3月16日改正】特急踊り子の車内販売を終了。スーパービュー踊り子でも取り扱いを縮小。
【2020年3月8日】マリンエクスプレス踊り子号の運転を終了。
【2020年3月14日改正】特急踊り子の一部にE257系を投入。スーパービュー踊り子が引退し、サフィール踊り子号にバトンタッチ。
【2021年3月13日改正】185系の歴史に終止符。全席指定化、新幹線乗り継ぎ割引終了。E257系が伊豆箱根鉄道乗り入れ開始。