牟岐線

| 所在地 | 徳島県 |
|---|---|
| 種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) |
| 起点 | 徳島駅 |
| 終点 | 阿波海南駅 |
| 駅数 | 29駅 |
| 経由路線 | |
| 電報略号 | ムキセ |
| 路線記号 | M |
| 開業 | 1913年4月20日 |
| 全通 | 1973年10月1日 |
| 一部廃止 | 2020年11月1日 (阿波海南 – 海部間) |
| 運営者 | 四国旅客鉄道(全線 第一種鉄道事業者) |
| 所有者 | JR四国旅客鉄道 |
| 車両基地 | |
| 運転指令所 | 徳島運表(徳島運転所内) |
| 使用車両 | |
| 路線距離 | 77.8 km |
| 最高速度 | 110 km/h |
| 軌間 | 1067mm |
| 電気方式 | 全線非電化 |
| 電化方式 | |
| 保安装置 | |
| 関連路線 |
牟岐線(むぎせん)は、徳島県徳島市の徳島駅から徳島県海部郡海陽町の阿波海南駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線(地方交通線)である。阿波室戸シーサイドライン(あわむろとシーサイドライン)の愛称が付けられている。
徳島県東部の徳島市・小松島市・阿南市を結び、さらに南東部の海岸沿いに走り県南部とを結ぶ。鉄道敷設法(大正11年法律第37号)別表第107号により「高知県後免ヨリ安芸、徳島県日和佐ヲ経テ古庄附近ニ至ル鉄道」として室戸・後免方面への延伸が計画されていたが、国鉄(→JR四国)線としては海部駅までの延伸で終わった。
1992年(平成4年)に海部駅 – 甲浦駅間が阿佐海岸鉄道阿佐東線として開業している。その後、2021年(令和3年)12月25日運行開始の阿佐海岸鉄道DMV導入に伴い、2020年に阿波海南駅(阿波海南信号場) – 海部駅間が阿佐海岸鉄道阿佐東線に編入されている
【使用車両】
普通列車用
キハ40系
1000形
1200形
1500形
3600系 – 2026年6月に導入されたハイブリッド式車両。
JR牟岐線路線データ
管轄(事業種別):
四国旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
閉塞方式:
特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
最高速度:110 km/h
JR牟岐線路線歴史
徳島駅 – 中田駅間は、海運会社の阿波国共同汽船が小松島港に発着する船との連絡線として1913年に開業させた徳島駅 – 小松島駅間の一部である。開業当初から鉄道院が借り上げて小松島軽便線として運営していた。なお、中田駅 – 小松島駅間は1985年に廃止されている。
中田駅 – 羽ノ浦駅間は、私鉄の阿南鉄道が1916年に開業させた中田駅 – 古庄駅間の路線の一部である。鉄道敷設法では以南の建設線の終点を阿南鉄道の終点である古庄駅付近としていたが、羽ノ浦駅から分岐して延伸されることとなった。羽ノ浦駅 – 古庄駅間は阿南鉄道国有化後も貨物線として残っていたが1961年に廃止されている。
羽ノ浦駅 – 海部駅間は当初から国有鉄道として建設され、特に牟岐駅以南の区間は日本鉄道建設公団により阿佐線として工事が行われた。現在の終点である阿波海南駅、およびのちに阿佐海岸鉄道に移管されることになる海部駅まで開業したのは1973年である。
1913年(大正2年)4月20日:阿波国共同汽船が徳島駅 – 小松島駅間を開業。鉄道院が借り上げ。二軒屋駅、地蔵橋駅、小松島駅が開業
1916年(大正5年)12月15日:阿南鉄道が中田駅 – 古庄駅間を開業。接続駅として中田駅、新規開業区間に南小松島駅、金磯駅、赤石駅、立江駅、羽ノ浦駅、古庄駅が開業
1917年(大正6年)9月1日:阿波国共同汽船の鉄道路線が国有化。小松島軽便線となる
1922年(大正11年)9月2日:軽便線の呼称を廃止。小松島軽便線を小松島線に改称
1934年(昭和9年)9月20日:小松島線 徳島駅 – 二軒屋駅間に富田浦駅、地蔵橋駅 – 中田駅間に丈六駅開業
1936年(昭和11年)3月27日:牟岐線 羽ノ浦駅 – 桑野駅間が開業。阿波中島駅、阿波富岡駅、見能林駅、阿波橋駅、桑野駅が開業
1936年(昭和11年)7月1日:阿南鉄道の中田駅 – 古庄駅間を国有化し牟岐線に編入。羽ノ浦駅 – 古庄駅間の旅客営業を廃止。赤石駅を阿波赤石駅に改称。機関車3両、蒸気動車1両、ガソリンカー4両、客車8両、貨車12両を引継ぐ
1937年(昭和12年)6月27日:牟岐線 桑野駅 – 阿波福井駅間が開業。新野駅、阿波福井駅が開業する
1939年(昭和14年)12月14日:牟岐線 阿波福井駅 – 日和佐駅間が開業。由岐駅、木岐駅、赤河内駅、日和佐駅が開業
1940年(昭和15年)9月1日 金磯駅を仮停車場に変更
1941年(昭和16年)8月10日:富田浦駅、丈六駅休止
1942年(昭和17年)7月1日:牟岐線 日和佐駅 – 牟岐駅間が開業。山河内駅、辺川駅、牟岐駅が開業
1945年(昭和20年)7月30日:アメリカ軍のグラマン戦闘機2機により那賀川橋梁走行中の列車が機銃掃射を受け30名を超える死者をだす(那賀川鉄橋空襲)
1950年(昭和25年)3月25日:昭和天皇の戦後巡幸があり、お召し列車が牟岐駅 – 徳島駅間で運行
1959年(昭和34年)10月1日:赤河内駅を北河内駅に改称
1961年(昭和36年)4月1日:貨物支線の羽ノ浦駅 – 古庄駅間が廃止。牟岐線を徳島駅 – 牟岐駅間、小松島線を中田駅 – 小松島駅間に変更
1962年(昭和37年)7月18日:南小松島駅 – 阿波赤石駅間の金磯駅廃止。準急「むろと」運転開始
1964年(昭和39年)7月11日:由岐駅 – 木岐駅間に(臨)田井ノ浜駅開業
1964年(昭和39年)10月1日:羽ノ浦駅 – 阿波中島駅間に西原駅開業
1965年(昭和40年)9月14日 – 台風24号の接近に伴い阿南市一帯に集中豪雨、桑野駅 – 新野駅間など6箇所で道床が流されるなどの被害
1966年(昭和41年)3月5日:準急「むろと」を急行に格上げ
1966年(昭和41年)11月1日:阿波富岡駅を阿南駅に改称
1973年(昭和48年)10月1日:牟岐線 牟岐駅 – 海部駅間が開業。旅客営業のみ。鯖瀬駅、浅川駅、阿波海南駅、海部駅が開業
1982年(昭和57年)11月15日:中田駅 – 阿南駅間の貨物営業廃止
1984年(昭和59年)2月1日:貨物営業廃止
1985年(昭和60年)3月14日:小松島線 中田駅 – 小松島駅間が廃止
1986年(昭和61年)11月1日:徳島駅 – 二軒屋駅間に阿波富田駅開業
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道(JR四国)に承継
1988年(昭和63年)4月10日:急行「むろと」を「阿波」に改称。ワンマン運転開始
1990年(平成2年)11月3日:二軒屋駅 – 地蔵橋駅間に文化の森駅開業
1990年(平成2年)11月21日:高速化(最高運転速度110km/h)工事が完成し、特急「うずしお」3往復乗り入れ開始、海部駅までは下り1本、上り2本の運転となる。急行「阿波」廃止
1992年(平成4年)3月26日:阿佐海岸鉄道阿佐東線との直通運転開始
1998年(平成10年)3月14日:特急「剣山」が牟岐線および阿佐海岸鉄道阿佐東線乗り入れ開始
1999年(平成11年)3月13日:特急「うずしお」を系統分割し特急「むろと」運転開始
2002年(平成14年)7月1日:「阿波室戸シーサイドライン」の愛称使用開始
2005年(平成17年)7月23日:牟岐線初のトロッコ列車運転
2007年(平成19年)10月21日:牟岐線初のリバイバル列車「急行むろと」号が運転される
2008年(平成21年)3月15日:阿佐海岸鉄道阿佐東線への直通運転を中止。特急「ホームエクスプレス阿南」運転開始
2009年(平成21年)12月1日:阿佐海岸鉄道阿佐東線への直通運転を再開
2010年(平成22年)3月13日:ホーム嵩上工事完成。全線で1500・1200型気動車の運転が可能となる
2011年(平成23年)3月12日:特急「剣山」の阿佐海岸鉄道阿佐東線への直通運転が廃止される
2014年(平成26年)3月15日:特急「剣山」の系統分割により、牟岐線の牟岐発着特急3往復が全て徳島発着「むろと」になる
2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正により、パターンダイヤを導入し、徳島駅 – 阿南駅間で普通列車が8本増発。また、阿南駅 – 牟岐駅・海部駅間の普通列車が減便、特急「むろと」が1往復になり(改正前は3往復)、特急「ホームエクスプレス阿南」が廃止。牟岐駅発着の阿佐海岸鉄道との朝2往復の相互直通運転も廃止となり、全ての列車が海部駅で乗り換えとなった。阿南駅以南の減便対策として、JR四国から徳島バスへの働きかけにより、同日から徳島バスが同社高速バス路線「室戸・生見・阿南 – 大阪線」のうち、それまで認められていなかった阿南駅停留所 – 甲浦停留所相互間での乗降を可能とした
2020年(令和2年)7月18日:阿波海南駅 – 海部駅間でDMV関連工事を行うため、牟岐駅 – 海部駅間を運休しバス代行輸送を開始
2020年(令和2年)8月11日:JR四国が阿波海南駅 – 海部駅間の鉄道事業廃止届を国土交通省に提出
2020年(令和2年)9月29日:9月3日に行った四国運輸局による聴取の結果、阿波海南駅 – 海部駅間の廃止予定日繰り上げが認められたことから、JR四国が阿波海南駅 – 海部駅間の鉄道事業廃止繰上届を国土交通省に提出
2020年(令和2年)10月1日:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延の影響による乗客減に伴い、この日から当面の間、下り最終列車の徳島23時39分発の阿南行き普通列車が運休
2020年(令和2年)10月31日:阿波海南駅 – 海部駅間の鉄道事業廃止。代行バスは11月30日まで引き続き牟岐駅 – 阿波海南駅 – 海部駅間にてJR四国が運行
2020年(令和2年)11月1日:阿波海南信号場(阿波海南駅より変更) – 海部駅間が阿佐海岸鉄道阿佐東線に編入される
2020年(令和2年)12月1日:JR四国による代行バスが牟岐駅 – 阿波海南駅間に短縮。阿佐海岸鉄道による代行バス運行が阿波海南駅 – 海部駅 – 甲浦駅間で開始
2021年(令和3年)2月1日:牟岐駅 – 阿波海南駅間でのバス代行輸送を終了し、列車の運転を再開
2021年(令和3年)3月13日:ダイヤ改正により、運休となっていた徳島23時39分発の阿南行き普通列車が廃止となり、最終列車の時間が繰り上がったことで、当線における日付を越えて運行する列車がすべて消滅
2022年(令和4年)4月1日:上記徳島バスの高速バス「室戸・生見・阿南 – 大阪線」に牟岐線との「並行モード連携モデル」が導入され共同経営を開始。阿南駅 – 浅川駅相互間において有効なJRの乗車券類で阿南駅停留所 – 浅川停留所相互間のバス利用が可能となる
2022年(令和4年)11月27日:1200形気動車による阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)をデザインしたラッピング車両が約1年間の期間限定で運行開始
2023年(令和5年)5月20日:上記徳島バスの高速バス「室戸・生見・阿南 – 大阪」線に海部高校前バス停(阿波海南駅至近)が新設されることに伴い、共同経営区間が阿南駅 – 阿波海南駅間に拡大
2025年(令和7年)3月15日:ダイヤ改正により特急「むろと」の運行を終了。これにより当路線から定期運行の優等列車が消滅
2026年6月27日:3600系が導入される
JR牟岐線路線図車輛停車駅名って?
JR牟岐線ってどこからどこまでなの?という疑問に路線図でお答えします。
徳島県徳島市の徳島駅から徳島県海部郡海陽町の阿波海南駅となっている。
牟岐線所属駅に限定した場合、起点の徳島駅(高徳線所属)が除外され、28駅となる
JR牟岐線の普通停車駅
牟岐線の停車駅は、徳島駅、阿波富田駅、二軒屋駅、文化の森駅、地蔵橋駅、中田駅、南小松島駅、阿波赤石駅、立江駅、羽ノ浦駅、西原駅、阿波中島駅、阿南駅、見能林駅、阿波橘駅、桑野駅、新野駅、阿波福井駅、由岐駅、田井ノ浜駅、木岐駅、北河内駅、日和佐駅、山河内駅、辺川駅、牟岐駅、鯖瀬駅、浅川駅、阿波海南駅です。
| 駅番号 | 駅名 | 駅の読み方 | 停車駅 | 乗り換え |
|---|---|---|---|---|
| 徳島駅 | とくしま | ● 特急うずしお |
高徳線 徳島線(よしの川ブルーライン) |
|
| 阿波富田駅 | あわとみだ | ● | ||
| 二軒屋駅 | にけんや | ● | ||
| 文化の森駅 | ぶんかのもり | ● | ||
| 地蔵橋駅 | じぞうばし | ● | ||
| 中田駅 | ちゅうでん | ● | ||
| 南小松島駅 | みなみこまつしま | ● | ||
| 阿波赤石駅 | あわあかいし | ● | ||
| 立江駅 | たつえ | ● | ||
| 羽ノ浦駅 | はのうら | ● | ||
| 西原駅 | にしばら | ● | ||
| 阿波中島駅 | あわなかしま | ● | ||
| 阿南駅 | あなん | ● | ||
| 見能林駅 | みのばやし | ● | ||
| 阿波橘駅 | あわたちばな | ● | ||
| 桑野駅 | くわの | ● | ||
| 新野駅 | あらたの | ● | ||
| 阿波福井駅 | あわふくい | ● | ||
| 由岐駅 | ゆき | ● | ||
| 田井ノ浜駅 | たいのはま | ● | ||
| 木岐駅 | きき | ● | ||
| 北河内駅 | きたがわち | ● | ||
| 日和佐駅 | ひわさ | ● | ||
| 山河内駅 | やまがわち | ● | ||
| 辺川駅 | へがわ | ● | ||
| 牟岐駅 | むぎ | ● | ||
| 鯖瀬駅 | さばせ | ● | ||
| 浅川駅 | あさかわ | ● | ||
| 阿波海南駅 | あわかいなん | ● | 阿波室戸シーサイドライン |