日本の鉄道技術を後世に

language

特急はまかぜ
キハ189系

特急はまかぜ
基本情報
愛称 特急はまかぜ・かにカニはまかぜ
形式 キハ189系
区間 大阪駅⇔鳥取駅
デビュー 1972年3月15日
最高速度 130km/h
使用路線 東海道線・播但線・山陰本線
関連サイト

城崎温泉・鳥取方面

特急はまかぜってどんな特急?どこからどこまで走っているの?

特急はまかぜを簡単に紹介します。

特急はまかぜは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪駅 – 豊岡駅・城崎温泉駅・香住駅・鳥取駅間を東海道本線・山陽本線(JR神戸線)・播但線・山陰本線経由で運転している特別急行列車。北近畿ビッグXネットワークを形成する列車のひとつでもある。
主に兵庫県の但馬地方と県南部の姫路市、神戸市や大阪市を結ぶ役割を持つ列車のひとつ。

福知山線経由の特急「まつかぜ」の補完列車および、姫路駅での新幹線連絡も兼ねて1972年(昭和47年)に新大阪駅・大阪駅 – 鳥取駅・倉吉駅間を播但線経由で運転を開始した。

大阪 – 鳥取間の輸送は主に智頭急行線経由の特急「スーパーはくと」が担い、大阪 – 城崎温泉間の輸送は福知山線経由の特急「こうのとり」とも競合しているため、乗客流動は大阪駅からの利用よりも神戸・播磨地域(三ノ宮駅以西)から浜坂駅までの利用が多い傾向にあり、実質的に兵庫県内のみの輸送に特化した列車となっている。

なお本列車以前に、房総地区の臨時列車で「浜風」という列車が設定されていたことがある。

特急はまかぜ列車名の由来
列車名は1955年(昭和30年)に国の天然記念物に指定され、日本最大級の砂丘でもある鳥取砂丘に吹き付ける「浜風」から採られた。

特急はまかぜ号の走行路線データ

特急はまかぜ189系走行線区
特急はまかぜはどの区間を走っているの?
東海道線(大阪駅 – 姫路駅間)
播但線(姫路駅 – 和田山駅間)
山陰本線(和田山駅 – 城崎温泉駅間)
(城崎温駅泉 – 鳥取駅間)

特急はまかぜ号グリーン車席は何号車にある?

特急はまかぜ 1・3・5号
2・4・6号
←鳥取・香住・城崎温泉・豊岡方面↔大阪駅方面→(姫路~豊岡・城崎温泉・香住・鳥取間逆向き)
はまかぜ
6両編成で運転する日があります。
全席指定

特急はまかぜ号主要区間料金表

特急はまかぜ号 主要区間の運賃・料金(京都発着 大人・片道・通常期)

区間 乗車料金 指定席料金 合計
三ノ宮駅 420円 1,290円 1,710円
神戸駅 460円 1,290円 1,750円
明石駅 950円 1,730円 2,680円
姫路駅 1,520円 1,730円 3,250円
福崎駅 1,980円 2,390円 4,370円
寺前駅 2,310円 2,390円 4,700円
生野駅 2,310円 2,390円 4,700円
和田山駅 2,640円 2,390円 5,030円
八鹿駅 2,640円 2,730円 5,370円
江原駅 3,080円 2,730円 5,810円
豊岡駅 3,080円 2,730円 5,810円
城崎温泉駅 3,410円 2,730円 6,140円
香住駅 3,740円 2,950円 6,690円
浜坂駅 4,070円 2,950円 7,020円
鳥取駅 4,510円 2,950円 7,460円

※特急はまかぜは全車両指定席になっていて、自由席やグリーン車はありません。

※大阪駅を起点とした特急はまかぜの指定席料金(2024年2月時点)

●特急「はまかぜ」号にご乗車になるには、運賃と特急料金があわせて必要です。

●主要区間料金表は運賃と特急料金の総額を表示しています。

●主要区間早見表は運賃と特急料金をそれぞれ表示しています。

●指定席特急料金は通常期の価格です。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。

●特急「はまかぜ」号は全車指定席です。自由席はありません

特急はまかぜ号停車駅(大阪駅発着)

特急「はまかぜ」の停車駅は、大阪、三ノ宮、神戸、明石、西明石(大半は通過)、加古川(一部は通過)、姫路、福崎、寺前、生野、竹田(一部は通過)、和田山、八鹿、江原、豊岡、城崎温泉、竹野、佐津(一部は通過)、香住、浜坂、岩美、鳥取駅です。

駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅
A47 大阪駅 おおさか
A61 三ノ宮駅 さんのみや
A63 神戸駅 こうべ
A73 明石駅 あかし
A74 西明石駅 にしあかし
A79 加古川駅 かこがわ
姫路駅 ひめじ
福崎駅 ふくさき
寺前駅 てらまえ
生野駅 いくの
竹田駅 たけだ
和田山駅 わだやま
八鹿駅 ようか
江原駅 えはら
豊岡駅 とよおか
城崎温泉駅 きのさきおんせん
竹野駅 たけの
佐津駅 さつ
香住駅 かすみ
浜坂駅 はまさか
岩美駅 いわみ
鳥取駅 とっとり

●全列車停車、▲一部の列車が停車

特急「かにカニはまかぜ」の停車駅

特急「かにカニはまかぜ」の停車駅は、大阪、三ノ宮、神戸、明石、加古川、姫路、福崎、寺前、和田山、豊岡、城崎温泉、竹野、佐津、香住、浜坂駅です

駅番号 駅名 駅の読み方 停車駅
A47 大阪駅 おおさか
A61 三ノ宮駅 さんのみや
A63 神戸駅 こうべ
A73 明石駅 あかし
A79 加古川駅 かこがわ
姫路駅 ひめじ
福崎駅 ふくさき
寺前駅 てらまえ
和田山駅 わだやま
豊岡駅 とよおか
城崎温泉駅 きのさきおんせん
竹野駅 たけの
佐津駅 さつ
香住駅 かすみ
浜坂駅 はまさか

●全列車停車、▲一部の列車が停車

特急はまかぜ号を割引きっぷで安く乗る方法

特急はまかぜ号の割引きっぷには、おもに以下のものがあります。

・チケットレス特急券、eチケットレス特急券
・J-WESTチケットレス
・eきっぷ
・おとなびWeb早特
・城崎温泉・天橋立ぐるりんパス
・JR西日本の株主優待券
・学生割引

特急はまかぜ チケットレス特急券・eチケットレス特急券

「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」は、特急列車のチケットレスサービスの割引きっぷです。e5489で購入できます。普通車指定席用とグリーン車用があります。

「チケットレス特急券」は、e5489に会員登録すれば誰でも購入できます。「eチケットレス特急券」は、「J-WESTカード」会員のみが購入できます。当日まで購入できます。

いずれも乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。

特急はまかぜ号 チケットレス特急券の価格(普通車指定席・乗車券込み)

区間 チケットレス特急券 eチケットレス特急券
大阪⇔城崎温泉駅 5,940円 5,500円
大阪⇔浜坂駅 6,820円 6,380円
大阪⇔鳥取駅 7,260円 6,820円
三ノ宮⇔豊岡駅 5,170円 4,730円
三ノ宮⇔城崎温泉駅 5,610円 5,170円
三ノ宮⇔浜坂駅 6,490円 6,050円
三ノ宮⇔鳥取駅 6,820円 6,380円

※他にも設定区間があります。

特急はまかぜ J-WESTチケットレス

「J-WESTチケットレス」は、普通車指定席の割引特急券です。e5489で購入できます。前日、当日のみ発売します。

乗車券は別売です。下表では乗車券込みの価格を表示しています。

区間 価格
大阪駅⇔三ノ宮駅 650円
大阪駅⇔明石駅 750円
大阪駅⇔姫路駅 850円

※他にも設定区間があります。

特急はまかぜ おとなびWEB早特

おとなびWEB早特は、JR西日本のシニア向け会員制サービス「おとなび」の会員専用割引きっぷです。「おとなび」は満50歳以上なら誰でも無料で会員登録ができます。

発売は乗車日の7日前までです。予約後の変更はできません。乗車券と特急券がセットになっています。

おとなびWeb早特の価格(普通車指定席)

区間 価格
大阪駅⇔豊岡駅 4,640円
大阪駅⇔城崎温泉駅 4,900円

城崎温泉・天橋立ぐるりんパス

「城崎温泉・天橋立ぐるりんパス」は、JR西日本が発売しているフリーきっぷです。往復の特急指定席とフリーエリアでの乗り放題や、観光施設の入場券などがセットになっています。

e5489限定での発売です。2人以上で購入できます。前日まで発売です。

城崎温泉・天橋立ぐるりんパスの価格

発地 価格
京都市内 12,280円
大阪市内 13,280円
神戸市内 12,780円

JR西日本株主優待割引券

JR西日本の株主優待割引券(株主優待券)は、JR西日本が株主向けに発行している割引券です。駅の窓口できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提出すると、運賃・料金がそれぞれ5割引になります。

学生割引(学割)

学生割引(学割)は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの運賃が2割引になるという制度です。中学、高校、大学は学割の対象になります。専門学校も多くは学割の対象になります。

学割が利用できるのは、片道101km以上のJR線を利用する場合です。割引内容は、運賃が2割引です(特急券は割引なし)。学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。

特急 はまかぜ 駅券売機・窓口

JRの駅にある『みどりの窓口・みどりの券売機』
旅行会社の窓口
インターネット予約サイト(e5489

インターネット予約サイトできっぷを購入する場合、きっぷの受け取り場所には注意が必要です。

特急 はまかぜ 空席状況

特急『はまかぜ』の最新空席状況は、JRサイバーステーションで確認(6時00分から23時50分まで)できます。座席単位の細かい空席状況まではわかりませんが、列車ごとの大まかな空席状況については確認できます。

特急はまかぜ号のデータファイル

【登場時:1972年3月15日】 新大阪・大阪~倉吉・鳥取  :2往復

 使用車両キハ82系

【1972年10月】新大阪~倉吉の1往復に食堂車連結。

【1975年3月10日改正】食堂車終了。倉吉発着を米子発着に延長。

【1976年10月改正】再び倉吉発着に戻る。

【1982年11月15日改正】キハ181系化(特急やくもからの転属)

【1986年11月1日改正】大阪・新大阪~米子に1往復増発(特急まつかぜ号廃止・経路変更による)。

【1993年3月18日改正】すべて大阪発着~に。

【1994年12月3日改正】倉吉発着1往復減⇒全2往復に。智頭急行開通による。

【1996年3月16日改正】急行但馬廃止に伴って1往復増(大阪~城崎)⇒3往復に。

【1997年3月8日改正】城崎発着を香住発着に延長。

【2010年11月7日改正】キハ189系投入。

【2023年3月18日改正】浜坂発着を城崎温泉発着に短縮。